魔轟三鉄傑 対 外道伯爵 Story

 
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2017/00/00

目次

Story1
Story2
Story3





story0 プロローグ


「ぞば!」
みんなから〈ナース〉と呼ばれている仲間が、……え? なんですって?

「ぞば! ぞばぞば! ぞばぷう!」
「ぷ、ぷう?」
「ぞば! ぞばぞば! ぞばぷう!」
意味がわかりません。

「ぞばばばばばばばぶうー!」
意味が。


story1


前回のあらすじ!

偶然出会って意気投合した〈魔轟三鉄傑〉は世を騒がす外法の使い手を見事けちょんけちょんにしておいた!
しかしその裏には、7人の異能者からなる組織と、彼らを援助する大国の支配者たる少女、そしてその傍らに立つ謎の老人の影があった!
彼らを倒し、世界に平和を取り戻すため、〈魔轟三鉄傑〉は自ら戦いの道を選んだのだった!

「で、倒した! 完!!!!」

 ***

「追っ手は来ておらぬようだな。」
「はあ……。すっかりお尋ね者になっちゃった……。
なんてこんなことになっちゃったのかしら。あたしは名声を守りたかっただけなのに……。」
「それはまあ、7人の異能者組織とそれを援助する王女とそれを支える謎の老人を、まとめてドカンとやっつけたせいでしょうねー。」
「ああ、うん……そうよねー。まさかねー。月1で集まって飲んでるとかねー。マジ思わなかったよねー。」
「しかも、どんちゃん騒ぎで泥酔しておったからな。あれほど楽な戦いはなかった……。」
「でも、そのせいで賞金首よ、賞金首。ああ……あたしの輝かしい名声はどこへ……。」
「失ったものは、また取り戻せばいいんですよ。人は、そうやって成長していくんですから……。」
「あんたが言っても説得力ないんだけど。」
「失敬な。わたくしだって、今回の戦いでいろんなものを失いましたよ。」
「たとえば何よ。」
「おなか減りました!」
「あーあーそーねあたしもとっくにハラペコよ!」

「む。おぬしら、前を見よ。何やら集落があるぞ。」
「えっ? ……あ、ほんとだ!やったー! 村だわ! 村村!! イエーイ!」
「解せぬな……この近くに村などなかったはずだが……。」
「ええ。あれは地図に載らない村ですから。」
「え?ガトリン、あの村、知つてるの?」
「はい!あそこは……。
わたくしの故郷!ガトリンパークです!!」

 ***

「わーいわーい!」
「ここまでおいでー!」
「ぞばぞばぞばぞばー!」

「……………………。」
「ガドリンパークです。」
「待って。」
「ぞば?」
「待って。いろいろ待って。つーかもう何がなんだかなんだけど!何!? ここ何!? 何系の魔境!?」
「ガトリンパークですよ?」
「あそこにいるのは!?」
「村の子供たちに決まってるじゃないですか。」
「あっそ!!!」
「いろいろ理解を超えすぎておるが……。ひとまず、どこかで食事ができぬものかな、ガトリン。」
「でしたら、ウチにご招待しましょう!ほら、こっちですよ、ほらほら一!」

「ガトリンの家……。」
「心の準備だけはしておくか……。」

 ***


「ガトリンのダディです。」
「マミーでヤンス。」
「いやあのマジで意味が……ヤンス!!?」
「お久しゅうございますわ、ダディ&マミー。」
「ますわ!!?」
「ガト子や。うぬは世に慈悲の心を広めんがため、強制治療の旅に出ていたはずであったが。」
「どうして戻ってきたでヤンス?答えによっては釜苑ででヤンス。」
「ちょっとおなかが減りまして。」
「「オッケー。」」

「…………。」
「耐えよ、リエン。いつか「いい修業になった」と思える日も来よう。
「無ー理ー。マージー無ー理ー。」



story1


ガトリンダディとガトリンマミーが出してくれた料理を食べて、リエンたちはようやっと、一息つくことができたのだった。

「とにかく、名声を取り戻さないと、流派の名に傷がついちゃう……。
あーあ。手っ取り早く倒して名を上げられるような手頃な悪者、どっかにいないかなー。」
「今の我々がまさにそれだと思うのだが。」
「そういうことなら、渡りにカヌー。」
「実は、最近リンゴを買い占めして値段を高騰させている、とんでもない悪党がいるでヤンス。」
「はあ……何者なの? それ。」
「その名も……。
外道伯爵デスタイガー!!!」


 ***


夜。雲の衣をまとった朧な月が、質実剛健の気風を残す古城を照らしている。

外道伯爵デスタイガーの牙城、アウターロード城である。
リエンたちは、その周囲の草むらに隠れ、こそこそと移動していた。

「こそ……こそこそ……こそこそこそ……。
「見張りの兵が巡回しておるようだな。なんとか、やり過ごして城のなかに潜入したいところだが……。」
「そして、外道伯爵デスタイガーを倒せば、万事解決ですね!」
「うーん……そんないかにもアレな名前の奴やっつけて、ホントに名声上がるかなぁ……。」

「!? 誰かそこいるのか!?」
3人は、あわててしゃがみこんだ。

巡回兵が、近くまで歩み寄ってくる。

「今、話し声が聞こえた気がしたが……。」
「ぞばにゃ~ご。」
「なんだ、猫か。」
「なわけあるかー!」
「曲者ぉ一!!」

「リエンさあーん!!
「だってぇー!!
「強ぉー行ぉー突破じゃあー!!

 ***

見張りの兵たちを薙ぎ倒し、リェンたちは城の内部を突き進む。
「あれ? 最初からこうすればよかったんじゃない?なんでこそこそしてたんだっけ?
「世の中、どんな手練れがいるやらわからぬからな。戦わずに済むに越したことはあるまい。」

豪奢な城内を駆け抜け、2階に到達する。

「ほう。我が城がいつになく騒がしいかと思えば、今宵は来客の予定かあったかな。」
「あんたが……外道伯爵デスタイガー!?」

「いかにも!」
「ネコ科ですらない!!!」
「吾輩こそ外道伯爵デスタイガー。質問があればなんでも聞こう。」
「はーい!どうしてイヌなのにタイガーなんですか?」
「心に虎を飼つてるからサ……。」
「どおーーでもーーいいーーわァーー。」

「おぬしがリンゴを買い占め、値段を高騰させている張本人と聞いたが、まことであるか?」
「い☆か☆に☆も!」
(ウゼえ)
「どうしてそんなことするんです!人の迷惑も考えてくださいよ!ぷんすか!」
「「…………。」」
「ぞば?」

「まあ、それはそれとして、実際なぜだ!」
「今年、人体に害なす疫病がリンゴに広まってな。亜人ゆえ問題なく食える吾輩が買い占めたのだ。リンゴが売れぬと泣く農家を救うためにな。」
「…………。あれっ。」
「え。あの、これ……ぜんぜん悪い奴じゃないんじゃ……。」
「他に質問は?」
「なんか悪いことしてます?」

「人とか売ってる。」
「アウトおーーーーっ!!」



 ***

「イマジネイティブ☆ロックオン!ガトリンチャンバー、ヘルファイアーぞばばばばぱぱ一!
「タイガーダッシュ!」
ガトリンが巨大な注射器から放つ怒涛の液体を、外道伯爵デスタイガーは、残像が見えるほどの速度でかわしていく。
「ぞばっ!?」

「ふ、見たか、我がリンゴコントロール。パーペキであろう。」
「むう、足元のリンゴを巧みに転がすことで、予備動作不要の超高速移動を実現したか!」
「ホントかなぁソレ……。ていうかガドリン、あんたのその技、なんか追尾とかできるんじゃなかった?」
「それがですね~。ヒットするデスティニーが見えないっていうか、イマジネイションがアライズしないっていうか?」
「トラトラトラ……。我が魔力の具現化による効果が効いておるわ。」

「なんだと!?いったいなにをしたというのだ!」
「決まっておる。“当たりたくない一心”を具現化したのよ!」
「それつまり、実はめっちゃ怖がってるってこと……?」
「トラトラトラ!当然、内心ドッキドキよ!」

「しかし、厄介な能力よな。攻撃が当たらぬのでは、どうしようもない。」
「でもあいつ、避けてるだけで何もしてこないよね。ひよっとして、これ千日手なんじゃない?」
「うむ。実は今、ひとつ手を打っておる。……ガトリン、そろそろよいぞ。」
「ラジャぞば!」
ガトリンが連射を止めた。
放たれた液体は、やはりまるで当たっておらず、床をびしょびしょにしたのみだ。
「トラトラトラ……ようやく諦めてくれたか。城の床がすっかりズブ濡れゆえ、そろそろやめてもらいたいと思っていたところだ!」

「ところでなんか寒くない?」
「ん?そういや、そうね。」
いつの間にか、室温がひんやり下がっている。
リエンが首をかしげていると、その二の腕を、ガトリンがちょいちょいとつついた。
「リエンさん、リエンさん。ちょっとね、この濡れた床をね、こうね、べしっとね、叩いてやってくださいよ。」
「え?なんで?」
「いいから、いいから~。」
「しょーがないわねー。えいっ。」

リエンは、濡れた床に力強く足を踏み下ろし、見事な震脚を決めた。
すると――床の液体が、一瞬にして、ビキビキと凍り始めたではないか!

「は? 何コレ!?」
「我が魔術で、地味に冷やしておいたのだ。そういうやり方をすると水は凍らぬ。だが、衝撃を加えると、瞬時に凍る。」
「あ、なんかそれ聞いたことある~……って、こんな雑なやり方でできるヤツだっけ……?」
「ぬ、ぬおおおう! 滑る!リンゴがよく滑る!こんな滑ったら――はうっ!
デスタイガーは、つるつるの床ですっ転び、頭を打って気絶した。
「ふっ……“当たりたくないー心”を持とうとも、自分から当たりに行っては、二階から目薬、ナースの川流れというもの……。
「なんかいろいろ違わんか。」
「のれんにダメ出し?」
「それもどうかな……。」
「ていうか、ちょっと!あたしの脚まで凍ってるんだけど!ちょっと! ちょっとこらあー!!」

 ***

「マジサーセンした。リンゴ買い占めた理由もウソつす。単にリンゴいっばいほしくてやっただけっす。」
「こんにゃろう。」
「やはり、ただの悪党であったか。」
「自分で外道伯爵って名乗ってましたしねー。そもそもねー。」
「で、買い占めたリンゴはどこにあんの?」
「へえ、こっちでヤンス。」
(流行ってんの……?)

外道伯爵デスタイガーの案内で、一同は城の宝物庫に移助した。
デスタイガーが厳重に閉ざされた扉を開くと――
空っぽの空間が、目の前に広がっていた。

「って、ないじゃん!」
「ええっ!?そ、そんなはずは……。」
「おややや?なんか書き置きがありますよ?どれどれ~?」

「このおいしそうなリンゴは我々がいただく。これも仙ロードの導きと知るがいい!」
――By〈地獄三十六歌仙〉

「「誰だ!!」」


外道伯爵デスタイガーを倒し、〈魔轟三鉄傑〉は、世にリンゴを取り戻したかに思えた。
ところがどっこい、そうは問屋がライジング。買い占められたリンゴは、新たなる敵、〈地獄三十六歌仙〉に奪われていた!
誰だ、〈地獄三十六歌仙〉!多いぞ、〈地獄三十六歌仙〉勝てるか、〈魔轟三鉄傑〉!

次回「〈魔轟三鉄傑〉 対 〈地獄三十六歌仙〉登場! 仙ロードを極めし暗黒超仙人」に、イマジネイティブ☆ロックオン!


「絶 対 ない。」



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