続々・超魔道列伝 アルティメットハロウィンガールズ Story

 
最終更新日時:
白猫ストーリー
黒猫ストーリー

2018/00/00

目次

Story1
Story2
Story3
Story4
Story5
最終話


主な登場人物






story0 プロローグ


少し肌寒い日だった。
誰ひとりとして□を開かず、しかしうるさいぐらいの明かりと派手な演出が君たちを包み込んでいた。
まるで何かのお祭りか、パレードのように……。
でも、行われているのは、それほど陽気なものではなかった。
君は胸を締め付けられる思いだった。
こんな思いをすることが、今まであっただろうか?
「つらくても、目を逸らしちゃダメにゃ。最期を見送るのは、生きている人の役目にゃ。」
君は小さく頷いて、熱くなった目頭を押さえながら前を向いた。

「……アリエッタ、どうして。」
隣に立つエリスが、震える声で小さく彼女の名を呼んだ。
だが、あの子の元気な返事はない。
別れはいつも突然だ。君は、不意の出来事に未だ混乱していた。
「……静かになっちゃったにゃ。」
君は、うん、という言葉を振り絞るのが精一杯だった。

アリエッタが死んだ。
世界を恐怖に陥れた破壊神――もとい、世界から羨望を集めた大魔道士の死は、何の前触れもなく突然だったという。
騒々しかったアリエッタの葬儀は、彼女らしい派手なパレードで幕を閉じた。
W「…………。」
君は下唇をぎゅっと噛んで、周囲の少女たちに目を向けた。

「ねーねー、黒猫のひと。財宝って知ってる?」
数時間前、死んだ魚のような目で葬儀に参加していたリルムが、呑気な声音で尋ねてきた。
「さっき聞いたんだけど、アリエッタって財宝をしこたま溜め込んでたんだって。
どっかに埋めてあるから、それを見つければ一生遊んで暮らせるって。」
アリエッタが死んだのに、リルムはあまり変わらない。
「アリエッタが亡くなったにゃ。いまはそんな話をしてる場合じゃないにゃ。」
「大丈夫! 私も死んだことあるし!」
『あれは小娘の不注意だろう。我も地獄なんて初めて見た。』
「…………。
死って何にゃ?」
睡眠と同義かな、と君は言った。もしかするとこの異界では、それはカジュアルなものなのかもしれない。

「勝手なことはしちゃダメよ。
大魔道士が残したものは、その多くにとてつもない魔力が宿っているんだから。」
「うむ。この遊園地も、まだ膨大な魔力が残っているようだしな。」
ここはアリエッタが作ったの? 君はイーニアにそう訊いた。
「そうらしい。アリエックが私財を使い築き上げたとソフィから聞いている。」
「アリエッタちゃん、大きな家がほしいって言ってて……。」
ソフィはまだ目に涙を浮かべ、鼻先も真っ赤に染めていた。
「だからソフィ、アリエッタちゃんに土地を売ってあげたの。
ソフィが建てた国、土地も余ってたから……でもこんなことになるなんて……。」
ソフィの短い言葉には、尋常ではない情報量があったので、君はとりあえず黙って頷いた。

アリエッタの死、リルムたちの蘇生、遊園地=アリエッタの家、ソフィの建国……。
イーニアが前線を退き、エリスが魔道士協会筆頭理事になっていた。
聞きたいことがたくさんあったが、何が何だかわからなくなってきたので、頷くことで全部うやむやにしておいた。
とりあえずそんなことで、君はこれからどうするの? とエリスに尋ねた。

「喪に服したいとこだけど、私たち協会の人間は、アリエッタの所有物の保護に動かなくちゃいけないの。
アリエッタの功績、アリエッタが作ったもの、そういったものを守っていくのも、あの子のためだもの……。」
そう言ったエリスが、目元を少し拭った。
「そういうわけだ黒猫の魔法使い。お前も手伝ってくれるな?」
君は一も二もなく首肯する。
あれだけお世話になっーーってはいないが、楽しい日々を過ごした彼女のためならば、何だってしようという気持ちになっていた。
「どんなものがあるかはわからないが、ひとまず回収できるものは回収しておいてくれ。
では、お前はレナと行動してくれ。あれの破壊力は、きっと役に立つ。なにせ今や最強の魔道士だ。」
「破壊力が役に立つ……? それってどういう意味にゃ?」
「……頑張ってね。あなたまで死んじゃダメよ。」
エリスが君の手をとり、力強い視線を向けてくる。
「じゃあ、ソフィちゃん、私たちも行こっか。」
「うん……それじゃあ、魔法使いさん。」

なんだか嫌な予感しかしない。
……君は仕方なく、遠くで待つレナの元に向かった。



story1


アリエッタが私財を使って築いたアトラクションは、それはもうとてつもないことになっていた。
遊園地というものは、どうやら相当広いものらしい。
「それで? 要するにアリエッタのものを見つければいいの?」
「そういうことにゃ。」
「いいね! 面白そうじゃん!
アリエッタの財宝かー、あの子あれで結構貯め込んでそうだしね。」
……君は我が目を疑った。
「レナは、悲しくないのかにゃ?」
「悲しんでもいられないでしょ。アリエッタが遺したものを保護するのも私たちの役目なんだし。
泣くなんて、あとでできるし。あの子のことを思うなら、ちゃんとやることやらないと。」
君は目をこすって、大きく息を吐いた。
「どうかしたのかにゃ?」
アリエッタが……と君は□にした。
君の視界を返るようにうろつくアリエッタ。
だが、ウィズやレナは、そんなアリエッタを気にした素振りがない。
「どうしたの? 魔法使いさん。」
「きっとまだ受け止めきれてないにゃ。私の弟子は、ちょっとナイーブにゃ。」
「そっか。繊細なんだね、魔法使いさん。」
「優しくしてあげてほしいにゃ。」

『左に宝が埋まってるよ。』
めちゃめちゃ話しかけられた。
「さて、と。どこから行こっか。先生とかは? どっち行ったの?」
「わからないにゃ。手分けして探す、とだけ残していなくなったにゃ。」
「リルムとかさ、絶対探さないと思うんだよね。」
『右に大きな落とし穴があるよ。』
君はこの状況をどうにかレナに伝えようとした。
「魔法使いさん、辛いのはわかるよ。でも、これもアリエッタのためだから。ね?」
だがどうしても、言葉という壁が立ちはだかる。
うっすらとしたアリエッタがいると言って、通じるとは到底思えなかった。
『とりあえず1回穴に落ちてみて? 二度とこの大地に戻れないぐらい深いよ。』
「広すぎるし、しらみつぶしに探すしかないか。
じゃあ、右から行ってみよっか。」
それは絶対にやめよう、と君は言う。
「……左がいいの? なに? 験担ぎ的な?」
君は曖昧に微笑んだ。
『ちっ。』
アリエッタの舌打ちは聞こえないふりをした。
「私はどっちでもいいけど。どうせ全部吹き飛ばすし。」
それにしてもこのアリエッタ、いったいどうして自分にしか見えないのか、君は不思議に思った。
いや、もしかすると精神的に参っていて、見えないものが――吹き飛ばす!?
君は驚いてレナを見た。
「アリエッタが作った場所でしょ? そっちのほうが絶対安全だって。」
『そう言ってレナは歩き出した。
この先に死よりも恐ろしいものが待ち受けるとも知らずに……。』
死んでるのはアリエッタでしょ、と君は言った。
思わず突っ込んでしまったが、しょうがなく君はレナについていくことにした。


story2


「直撃ィッ!」
レナが、魔物を吹き飛ばした。
エターナル・ロアらしきオブジェももはや見る影もないほどだ。
「めちゃくちゃにゃ。」
君は頷く。
このレナという子、実のところかなりやばいのではないだろうか?
君はそんな疑問を抱く。
はちゃめちゃな魔法少女たちの中では、比較的無茶をしないタイプだと思っていたが……。
「かなり無茶苦茶にゃ。」
『とりあえず吹き飛ぱせばいいと思ってるタイプ。』
アリエッタと一緒だね、と君は言う。
『失敬な!』
「燃やしてもいいものがたくさんあっていい。テンション上がっちゃうね。
爆発して怒られないなら、ここに住みたいぐらい。」
「狂気の沙汰にゃ。」
『やつはパワー系。』
アリエッタと一緒だね、と君は言う。
『失敬な!』

「破壊衝動しかないんだよね、最近。
耳を疑うような言葉が聞こえてきたが、ひとまず無視することにした。
確かに破壊力だけなら、ほかの魔法少女たちよりも頭一つ抜けている。
いつぞやイーニア先生がレナは攻撃特化の大魔道士と言っていた。
「あの子たちの影に隠れて、めちゃくちゃやばいのがまだいたにゃ。
常識的なところがあると信じていたのに……。
君はそんなことを思いながら、アリエッタを見た。
『ふふ。しかしレナといえど、越えられない壁があるのだ。
なんか言っていた。
これは怨霊的なものに取り憑かれるとかいうアレだろうか?
君は少し不安になっていた。
「さて、と。このあたり何もなさそうだけど、どうする?」
『あるよ~、宝あるよ~。』
この際、取り憑くのはいいけど耳元で囁くのはやめてほしい。
君はそれを伝えようとしたが、またレナに変な人だと思われるのも嫌なので、やめておくことにした。
『ほれ、行け、ほれ。』
もうほんと嫌だ……そんな気持ちのまま、君はレナにこの先に宝があることを告げる。
「どうしてわかるの? そういうタイプ?」
そういうタイプです、と言って頷く。
「そっち系かー。ははは。」
変な笑いとともにレナに肩を叩かれる。
「まあ、魔法使いさんが言うなら、進んでみよっか。
魔法使いさんってほら、あれでしょ? 運が悪いほうでしょ?
悪いもの呼び寄せそうじゃない? アリエッタの霊とか取り憑きそうな顔してるし。」
君は朗らかに笑っておいた。もう取り憑かれていた。
「そうすれば楽しいこと起きそうじゃない?
「キミ、言い返すにゃ。」
君は何も言わず頷いた。もはや諦めの境地である。
「……と、何か来た。」
レナが指差したほうから、何かがものすごい勢いで突っ込んできた。
「ぬあああああ。」
「あれ、何にゃ?」
「クオリティひっく。」
リルム……らしき何かだった。
リルムらしき何かは、君たちの前で止まり、特に何かを言うこともなく見上げている。
「…………。」
そして殴られた。脛を中心に杖っぽいもので殴られた。
「なに悶えてるの?」
殴られた……と言ってみるものの、レナは訝しげだ。
アトラクションのキャストでしょ? アリエッタの魔力で出来てるのかな。どのみち殴るなんてこと……。
あ、あっちに大きな釜みたいなの見える。」
レナはリルム風の何かから目を逸らした。
「…………。」
その隙に殴られた。脛を中心に杖っぽいもので殴られた。
『ふひ。』
痛みのあまり、とっさにカードを取り出した。
「キミ、何してるにゃ。」
『黒猫のひと殴られてるんですけどー!』
この際殴ってくるのはいいけど、見るからに人の弱点をつくのはやめてほしい。
「ぬあああああ。」
カードを取り出したことに反応したのか、リルム風の何かが杖を振りかぶった。

リルム風……とはいえ、リルムとエターナル・ロアの危険性を知っている君は、思わず身構えた。
「え、なに。なんて殴られそうになってるの?」
「死ねえい。」
「いや、リルムはそんなこと言わないでしょ。」



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最終話





超魔道列伝 
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アルティメットサマーガールズ2015/09/30
ソフィとリルムのトリック☆オア☆トリィィート!
伝説再臨! (三周年)2016/03/07
続アルティメットサマーガールズ!2016/06/30
エリス編(バレンタイン)?2017/02/13
リルム・リブゥウウト2017/08/31


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