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【白猫】突撃!勇者の宅配便! Story

最終更新日時 :
1人が閲覧中
最終更新者:にゃん
2017/00/00


目次


Story1

Story2

Story3

Story4

Story5

最終話


主な登場人物




story1 拾った剣



意外と知られていないことだが、ソアラには、落ちてる物を拾うクセがあった。


「おはようございます。

「おはよーございますっすー!

「さあ、今日もはりきってあれやこれやしますぞ一!

「そうですね。カルロスさんが休みを取っていますので、私たちで討伐へ行きましょうか。

「教官なのに、生徒を置いて休むとはコレいかにですなー。

「まあまあ。いつも全力を出してる方ですから、たまには休んでもらいませんと。

「ですなー。


「おい!

「あら?

「なにを普通にしゃべくってんだ!? さっさと俺に触れねえかっ!

「ぴたっ。

「そういう触れるじゃねえ!ってかてめえ、さっきからずっと俺のこと持ってるだろうがつ!


「しゃべる剣なんてあるんですね。私、初めて見ました。こんにちは、ファナといいます。

「おうおうおう! 俺は熾龍剣アグリオス! 九天神龍皇ギュスターヴ様の、一の子分でえ!

「きゅうてん……?どこかで聞いたはずなんですが…… ?

「おう娘ども! さっさと俺を、ギュスターヴの兄ぃンとこにつれてかねえか!

「お、つまりアレですかな。どうやらあたしは、落し物を拾ったようです。

「では捨てられた?

「なわけあるかっ!兄ぃは忘れっぽいんだよ!うっかり置いてっちまっただけに決まってる!

「ならば迷子ですかな。

「そうだな!

「でしたら、早く元の持ち主の方に会わせてあげないとですね。

「おう! ちゃっちゃと俺を兄ぃンとこに連れてきやがれ!

「どちらにいらっしゃるんです?

「………………わかんねえ。

「あら、困りましたね。それでは探しようが……

「はっ! 思い出しましたっすぞ!

「なにをです?

「オスクロルさんの知り合いが、この剣を持ってた気がするっす!

「おお! そうだ! あの女魔王は、確かに兄いと会ってたぜ!

「いいところに気がつくじゃねえか、娘!

「ソアラっす!そんじゃひとまず、オスクロルさんを探しましょうぞ!

「おぅ! 頼んだぜ!」



配達開始

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story2 あの子の成長



「……ふう……


「オスクロルさ一ん!

「あら、ソアラさん。どうしたんです?

「尋ねたいことかありまして。

「おうおうおう!俺は熾龍剣アグリオス!

ギュスターヴの兄ぃを知らねぇか!?

「ギュスターヴ……? ……ああ! 九天神龍皇の!

「話が早くて助かるぜ! はぐれちまってな。探してるとこなんだがよ。

「すいません、ギュスターヴさんとは最近はお会いしていないので……

「なにぃ!?」

「お力になれなくてごめんなさい。

「ちっ……しゃあねぇか。娘ども、他をあたるぜ。

「そういえば……ギュスターヴさん、昔のことって忘れちゃってます?

この間お会いしたとき、ちょっとそう思ったんですが。

「ああ……封印生活が長かったからな。兄ぃ、ちょっとボケちまってて……

…………

「ほえ?

「……ダメか。近くにいたら、『余がボケただと!?』ってツッコんでくるはずだからな……

「そんなレーダーがあるんすねえ。

「これも俺と兄ぃの絆があればこそだぜ。

「置き忘れられたのに?

「言うんじゃねえよ! 偶然が重なっちまっただけだ!


「お久しぶりです、オスクロルさん。

「ファナさん、お久しぶりです。

「今日もお仕事です?

「ええ……一つお聞きしたいのですが……

ソアラさん、ちゃんと成長していますでしょうか?

「よくわかりませんが、心配はいらないと思いますよ。

ある面においては、私なんかよりよっぽどしっかりしていますし。

「そんなそんな。カルロスさんとは?

「波長が合うみたいですよ。いつも二人で、賑やかに修行しています。

「……そうですか……♪


「オスクロルさん! 邪魔したっすな! ではまた一!

「あっ、そういえば。

「?」

「カルロスさんと会ったんです。久しぶりに、強敵に会いにいくところだと言っていました。

もしかしたら……

「カルロス…… ? ……って、暗黒皇帝のカルロスか!

「知り合いですか?

「何度もやりあったからな!俺らとは敵同士だったけどよ、いつの間にか、味方よりもよく知った顔になったぜ!

ありがとうよ! おい小娘、カルロスのとこに俺を連れていきやがれ!

「ですからソアラでんがなー。ちゃんと呼んでくれないと……

「なんでえ?

「ウンチつつきますぞ。

「おい!? やめやがれ!?


「では、いってきますね。」

「はい、いってらっしゃい♪」



「……ふふふふ……♪ ……よかった……♪」



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story3



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story6



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最終話



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その他



相関図



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