ライフォード・思い出

 
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ストーリーまとめ

誉れある騎士
ライフォード・エバンス
連邦加盟国<嵐の国>の騎士にして軍人。
人間と冒険を愛してやまない。



思い出1


「いい風だな。空の近くは風が澄んでいる。
たまには空を思い出すのもいい。この広大さを――

地上には数え切れぬ夢がある。空には何もない。
だが人は――いつかは空に帰るのだ。」

『あら、お客様ね。』
「あてどなく彷徨う旅人さ。ちいさなレディ。」
『レディ……わかってるじゃなーい♪』

「ごきげんよう。旅の人。」
「レディ。君の瞳はあの空のようだな。」
「えっ?」
『確かに、アイリスの瞳って綺麗なブルーよね!』

「申し遅れた。俺はライフォード。冒険家といったところか。」
『あらそうなのね。でもわざわざ冒険家っていう人、珍しいかも。」
「確かにそうだな。何かの肩書のもとに冒険家を名乗る者が多い。」
『ズバリアンタの肩書は!?』
「騎士にして軍人。つまらん肩書だろう。それに比べ、冒険家だ。
いいではないか――つまらぬ人生よりも、冒険を志す。それでこそ人だ。」
『わかったわ……アンタ、趣味で冒険してるのね!』
「その通り。戯れだ………だが、命は賭けているぞ!」

 ライフォードの瞳は、好奇心に輝いている……!

 ***

 連邦加盟国<嵐の国>。
 数十の島と多くの民を抱える、大国の一つ――

 この国は今、静かに燃えていた。
 発端は国王の崩御である。後を継ぐのは幼い王子。
 だが王子の即位に不満をもつ王の弟と貴族たちはこれに異を唱える。

 そんな情勢下。多くの陰謀に加担したと噂されるこの男――
 ライフォードは、行方をくらませていた。


思い出2


「聞いたぞ主人公。君も冒険家だそうだな。
 ならば行こう。支度をしたまえ。」
「…………。」

『あら、どこかにおでかけ?』
「ああ。冒険に出発する。ふふ……なんとも血が騒ぐな。」
「どこに行くんですか?」
「行き先は決めていない。」
『いきあたりばったり!』

「あの雲の向こうはどうだ。」
『まあアタシらも似たようなもんだけどね。じゃあ行ってみましょ。』
「小さなレディ。この島で向かうのか?」
『違うの?』
「ヨットがあったはずだな。それで向かうとしよう。」
『わざわざ?』
「楽をすれば、冒険が逃げていくぞ。」

「食べるものを準備しなきゃね。」
『アイリスもっ!?』

「レディの助力。感謝する。共にまだ見ぬ世界を見よう!」

 ***

 たどり着いたのは、小さな島だった。

「ははははは。なかなかの成果だな。」
『これが冒険?』
「冒険だとも。小さなレディ。見ろ、この島の砂浜を。」

 砂浜には足跡がある……
「これこそ我らの勲章。冒険の成果だ!」

 足跡は、波にさらわれて消えた。


思い出3


 主人公たちとライフォードは、とある村にやってきた。

「湖に、魔物が棲みつきまして……
 このままでは島のものは干上がってしまいます。」

「ほう。それで俺たちに奴らを追い払えと?」
「お願いいたします――!」
「やつらとて生き物ではないか。分け合えばよかろう。」
「そんな――!魔物に話など通じません!」
「では滅ぼすか。」
「それより生きる道は――!」
「決めつけるな。物事を大きく見よ。」

 ***

「はあっ!!」
『結局戦うの!?』
「戦わないと誰がいった!?
どうした魔物たちよ。これが人間の本気というものだ!」

『逃げていったわ……!』
「これで奴らは、この島の人間が侮れないと知っただろう。」
『次はもっと大勢でくるかも知れないわね。』
「そのときはそのとき。意志は伝わった。」


 ライフォードの目前には、できたばかりの木の柵がある。

「この柵を越えれば、奴らは手痛い教訓を知る。奴らはそう学んだ。」
『島の人たちは、湖に水を汲みに来ることができるってわけね。』
「ここは開拓民の住む新しい島。彼らには魔物と共存するノウハウがない。
 彼らもまた学ぶ。環境との折り合いをつけるためにな。」
『簡単にはいかないってわけね。』
「なればこそ、人は剣を手にするのだ。」

 ***

 国王の崩御以降、<嵐の国>の王位を狙う野心家たちは、疑心暗鬼に駆られていた。
 誰それが寝首をかこうとしている。足を引っ張ろうとしている。裏切りを考えてる。

 懸念は広がり、疑いは悪意となる。
 彼らは最後まで足並みをそろえることができなかった。

 その原因を作ったのは、――この男であるといわれている。

 だが時は動く。野心家たちの利害はようやく一致する。
 <嵐の国>に戦の炎が吹き上がろうとしてた。


思い出4


 ライフォードは、剣を手にする。
 ――風に吹かれ、木の葉が舞い飛んでくる。

「俺の剣は、速さが身上――」
 瞬間、木の葉は二つ……いや、数十に分断される!

『なかなかやるわね!』
「お目汚しだったな。小さなレディ。」
『これ、誰に習ったの?』
「俺が従者だったころ、仕えていた騎士にだ。」
「従者……ですか?」
「騎士を目指すものは、幼いころから従者として騎士に仕え、騎士道を学ぶ。
我が悪友のように、腕だけで騎士の位をもぎ取ったものもいないではないがな。」
『そんな友達いるのね。で、アンタ、どんな人の従者をしていたの?』
「へんくつジジイだ。」
『ひどい言いよう。その人キライだったの?』
「尊敬のあらわれだ。ジジイのくせに腕は立つ。そして頭が切れる。」
『それでへんくつなのね。』
「ああそうだ。どうしようもないジジイだったよ。」

 (いつも自信たっぷりのライフォードが、誰かに仕えてたなんてね……)

「ライフォードさん、なんだか嬉しそうですね。」
「そうかな?
そういえば、あのへんくつの顔をしばらく見ていないな。寿命の前に会いにいってやるか。」

 ***

 老人は、いつも通う酒場で、
 いつもの苦みのある、くせの強いエールを注文する。

「……えらいことになってきたな。このおいぼれが、王家の頼みの綱とはよ。
いつもの店。いつもの酒。棺桶に入るまで、こんな日々が続くと思っていた――
あの世に行く前に……最後の一花ってところかねえ。
……ライ……戻ってくるなよ。こんな国にこだわることはねえ。お前は生きろ……!!」


思い出5


「騎士にもいろいろある。たとえば我が好敵手だ。
あいつは、誰が見ても疑うことなき騎士でありながら、まだ騎士道を追い求めている。
そして<姫>を見たら途端に目の色を変える。どうしても姫と結ばれたいらしい。」
「…………。」
「俺か? 俺の手を取ったレディは、つまり俺の姫だ。」
『ひゃー。歯の浮くような台詞。』
「俺は本気だぞ、小さなレディ。」

『ところでアンタ、騎士で軍人で、きままに冒険してていいわけ?』
「今は休暇中だ。」
『随分長くない?』
「我が<嵐の国>は、軍人には多めに休暇をくれてやることにしてるのさ。」
「そうなんですね?」
「とはいえ休暇もそろそろ終わりだ。俺は国に戻る。」
『冒険家、やめちゃうの?』
「俺の冒険は終わらんさ。では、しばしの別れだ。」


『行っちゃったわ……』
「そうね……」
『お休みが終わったから、帰ったのよね……それだけよね?』

 ***

 老騎士は、目を疑った。
 金髪をたなびかせ、不敵に笑う騎士の姿を目にして――

「どうしたおいぼれ。何を驚いてる。」
 何をしに来た――老いた騎士は問う。
「この剣を振るいに来た。国を守るため。務めを果たすため。そしてあんたのために。
どうした。策を伝えろ。俺はこの日のために動いてきたんだ。あんたなら、この国を救える。……元帥殿。」

 老騎士は、若者の言葉に、怪物の如き笑みを見せた。
 そしていくつか策を伝える。

「敵にこちらを包囲させるように誘い、そしていくつかの隊に別れた敵を各個撃破か。
悪くないじゃないか、おいぼれ。安心したぞ。俺の策は、あんたが勝つのが前提だからな。」

 若者は、颯爽と去った――

 老騎士は、運命を呪う。勝ち目のない戦であった。敵の士気は高く、戦力は数倍。
 味方は老兵と新兵ばかり。生き残る者はおるまい。かつての従者もまた、ここで散る運命――

 ***

 主人公は感じていた。浜辺についた足跡の意味を……
 冒険は――まだ終わらない!


思い出6 (友情覚醒)


……まばゆいな。なるほど、俺の旅は、ここで終わりか――
終わってみれば、悔いの一つもありはしない。そんなものか。
だが、これは……俺の中にうごめく、この衝動はなんだ!

 ***

「むっ……?」
 泥の中から、金髪の騎士はゆらりと立ち上がり、あたりを見回す。

「無様をさらしたか。なるほどこれも戦場の醍醐味。
それにしても、これは面白いな……」

 陣形を見る。残存する味方を見る。
 殺到する敵軍を見る――そして吠えた。

「正規軍、我に続け!!敵軍にくさびを打ち込む!!」

 敵軍はうろたえ、ライフォード隊の突破を許した――!!

「まだ死ねんな。この国も、この俺も。
さあ賊軍ども。汝らも踊るがいい!」

 ***

「なんて奴だ……あいつ……このまま勝っちまうつもりか……
いいねえ……一度でいいから……
お前みたいな奴に仕えて……戦ってみたかった……ぜ……


 <嵐の国>の内戦は終わった。

 足並みそろわぬ賊軍側は、王子擁立派の反撃に瓦解。
 数倍の戦力差をひっくりかえした采配の妙。人々は思い出す。
 生涯不敗の名将の名を。


「見ているか、おいぼれ。」
 島に戻ったライフォードは、空を見上げた。
「王子を庇ってくたばるとは……最後の最後まで、戦略家だな。」

「それはそうと、主人公。どうもお前に助けられた気がするぞ。」
「……。」

 そして人は知る。<嵐の国>に現れた、新たなる英雄の名を。


「さあ行こうか! まだ見ぬものを見に!
誰も知らぬ世界の果てへ!





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その他

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