メインストーリー 第11章 後編

 
最終更新日時:
ストーリーまとめ

2017/02/24 ~


目次

~前編~

Story1-1 崩壊の記憶
Story1-2 後悔
Story2‐1 世界の理
Story2‐2 馬の背
Story2‐3 騎士の忠誠
Story3‐1 瞳の気配
Story3‐2 不条理
Story4‐1 我儘の暴走
Story4‐2 破壊者の残滓
Story5‐1 ただ忠誠あるがゆえ
Story5‐2 師と王子
Story6‐1 補強の戯れ
Story6‐2 反射
Story7‐1 大いなる力
Story7‐2 克服
Story7‐3 〈光の王〉
Story7‐4 撃退


story1-1 崩壊の記憶


……爆発……崩壊……
――大崩壊――

……数万年前。
天地を滅ぼしたという、……大崩壊。

――あのとき、自分は――


――そう。約束を――
アイリスとの約束を――


 ***


――いつからだっただろうか。



地上から、天を舞う大陸を見上げ……
憧憬を抱いたのは……

天と地……
光と闇……
白と、黒……

どうして世界は二つに分けられ――



自分は――黒いのか。

白は光を、黒は闇を――
司り、世界の形を保つ――

二人の〈王〉として、
天と地に分かれ、
お互いを支え合うなら――

――それでも――よかった――
――なのに――

闇は、光を呑みこまんとした……


〈均衡〉の危機……
自分は、王の後継者である立場をかなぐり捨て――

――天へと――
アイリスの元へと、駆けつけた――


「そんな――
 ごめん……なさい――」


――そう……だ――
――〈約束〉とは――

〈決して会ってはならない〉誓い――!

違えたのは……アイリスではない!
危機に瀕した彼女の責任では決してない!



――自分が――!
〈闇の王〉を止められなかった、自分の――

――罪――




「――さよなら、約束の人――」


story1-2 後悔



主人公!そんな……!

クソが!しくじった……!俺があんなこと言わなけりゃ……!
俺様の責任だ……!俺様があいつを引き受けてれば……!
ダメだよー……それじゃあコジローがケガしただけでしょー?
……ちっ……

容体はどうなんですか……?
見てくれ。ヒヒヒンヒール!
……傷は、癒えてる……?
そのはずなのだが……
どうして意識を取り戻さないのよ!?
△※▲▼▲※△

フーム。

フムニール?
シルルのレンズを通して診ているのか?

闇の力を込められた武具に傷をつけられると、
 通常の方法で傷を癒すことが出来なくなると、言うね。
じゃあ……!
でも、彼の症状はそれとは異なるかなあ。
え?
しっかり診てちょうだい!

彼は闇の王の後継者だ。その事実はみんな知っているね?
……うん。
闇の者にとって闇は力になる。ここまでは、いいね?
うん、それはわかる。
闇の王の後継者である彼は、自信に宿る、闇の力で戦ってきたわけだが……
 その力が、彼を蝕んでいるのではないかな。
……っ!

監獄を封印していた闇の魔力は、行き場を失い、彼の肉体へ流れ込んだのだろう。
ここまではいい。彼とて闇の後継者だ。その程度の闇など、取り込める器がある。だが――
――彼は、葛藤している。拒んでいる、とも言える。

拒む……闇を……?
そうだ。闇に身を任せれば、強大な力を得ることも出来る。
 だが、彼はそれをよしとしていない。自分の……意思で、闇に抗っているのだ。
 ……おそらくこれまでの冒険で、闇に屈してはいけないという、強迫観念が生まれたのだろう。
…………

……闇は自我を奪い、凶暴な衝動を促進する……
そうか、おめぇも……
己以外の全てを塗り潰そうとする、本能。
……闇の王の後継者である主人公が、その本能に飲み込まれたら……
私のときの比ではない。取り返しのつかないことになってしまうだろう……


……つまり、こういうことですか?
 主人公さんがいま眠っているのは、自分の中の闇と戦っているからで……
 ……目覚めちゃったら、むしろ……暴走する?とか?
このままだと、すなる可能性も捨てきれないね。

じゃ、じゃあどうすればいいんですか!?
ハーティ、落ち着いて。
落ち着いていられますか!アイリスもさらわれて、この上さらに……!
 ……そうか……!アイリスです!
そうだな。アイリスなら、何度もこいつの闇を押さえ込んできた。
そうね……!悔しいけど、ここは白の巫女に頼るしか……

よし、そうとわかったら、こうしちゃいられない!
 主人公が命がけで門を開いてくれたんだ!

行こう!
ああ!


いるとすれば、監獄の最奥部か……みんな、油断するなよ。
そんなもの生まれてこのかたしたこともない。ヒヒーン。

…………
……???
あ、いや、なんでもねぇって……
(しかし……他の闇ならいざしらず……
 こいつの闇は、いつまでも、抑えてるだけじゃいらんねぇやな……)


story2‐1 世界の理



「…………」
「…………」

「……何か用?」
「……随分、強気だな? 己の立場がわかっているのか?」
「なら、ひと思いに滅してしまえばいいでしょう?
 どうして私を、捕えたままにしておくの?」
「陛下の意向だ。私が言えるのはそれだけだ。」
「……そうかしら?」
「…………」


 ***


「――次は、誰を、あなたは取り込もうと――!」
「当然――!?」

「……?」
「……くっ……なぜだ……!
うぅ……ぐぅぁあああ……!」

「!?」
「陛下!?」

「――っ……!……連れて行け……!」
「……はっ……?」
「白の巫女……!貴様は、すぐに楽にはさせん……!
 せいぜい……己の無力に絶望しながら、震えて待つがいい……!」

「…………」

 ***



「……主人公を……自分の後継者を、先に取り込むつもり?」
「…………」
「そうでもしなければ、これ以上の力をあの身に留めることは出来そうもなかったわね。」

「知った風な口を。」
「あなたも、知らない。」
「……なんだと?」

「〈均等〉とは何のため?それを崩したいというのは、誰の意思?
 この世界には、誰が作ったのか知れない、〈理〉がある。
 それに背くことは、誰にも出来ないのよ。」
「……フン。世迷言を。」


(……そう……
 ……理という、約束の上に……
 誰もかれも……私も……あの人も――)


story2‐2 馬の背


ウマルス、大丈夫?
私のこの背には限界がある。
 いや、もしかすると、そんな地点はとうに過ぎているのかもしれない。
……でも、頑張って。あなたが彼を背に背負ってくれていると、とても助かるの。
ううむ……仕方ない。これが英雄の役目かと問われれば、疑問を差し挟む余地はあるものの。
そんだけしゃべる余裕がありゃあ大丈夫だろ。

……ありがとね、ウマルス。
キャトラの労いは納得しやすい。猫の背に人はおぶされぬからな。
うん。アタシが代わってあげられるなら、そうしてあげたいんだけど……
必要ない。レディの荷物をさりげなく引き受けること。
 幼少期より、父王からはそれがマナーの本質だと聞かされ続けてきたのだから。
アラ♪アンタ、けっこうわかってきたじゃない。
ヒヒーンだとも。


……それにしても、火山の島とは思えぬほど、冷え冷えとした監獄だな。
入り口はてっぺんだったけど、下へ下へと潜ってるもんね。
このままどこまで降りるんだろー?

まさか……!
 嫌ですよ、あの世とか、そういうおどろおどろしいのは。
!△☆◆!??
え?
『そんな迷信に怯えることはない』って言ってるみたいね。
むぅ。いいですけど。ちょっとナマイキじゃないですか?
!◆!◆▲◆!

ちなみに真実を言えば、地中を果てしなく潜れば、また熱くなってくるのだよ。
えー!?アイリスが溶けちゃう!?
ヘンな脅し方すんなよ。そりゃあ、途方もなく地下の話だろうが?
失敬失敬。
はておかしいぞ。大地というものは、二頭の巨大なドラゴンによって支えられているはずだが。
それが嘘だってのはすぐわかる。
ヒヒィ~ン!


あんまし騒いでんじゃねぇつーの。

この先はどうなっていた?
同じような造りが、まだだいぶ続くみてぇだな。
 そこら中魔物だらけだ……身を隠して進むのも、出来そうにゃねえなぁ。
そうか……

しかし、おめぇが斥候を買って出るとはな、コジロー?
俺様の失策だったからな。取り返せると思ってるわけじゃねぇがよ。
……そうだな。
 判断を誤ったのは俺もだ。……気張るぜ。
ああ。


主人公……もう少しの辛抱だからね……
……アイリス……!無事でいて……!


story2‐3 騎士の忠誠


「…………」
「――陛下、御気分はいかがですか?」
「……気分、だと?」
「っ……!?」

「……身構えるな。先程の失態は、我の慢心が招いた。
 バールの力を得、我に並ぶ者など、もはやこの世にはおらぬと思ったが――
 ――まだ、早い。そう――我は未だ、依り代に宿る身。」
「……左様で。」

「思いの他快適な肉体ではあるが……やはり、人のこの体よ。
 すぐに抜け出てしまいたいところだが――そうもいかぬ。」
「……と、言いますのは……?」
「器から解き放たれれば、後はもう、膨張し、全てを塗り潰すのみよ。
 しかし――まだ、〈濃さ〉が足りぬ。
 余白を残すなどという無様、晒すわけにもいかぬしな。そうであろう?
「……は。」

「やはり――もう一杯、だな。」
「……!」


「我が後継者の様子はどうだ?」
「この最深部までは、いましばらくの時がかかるかと。」
「なんとも、心許ないな。
 ヴァルアス、貴様の教育の責任ではないのか?」
「……はい。……陛下。」

「ん?」
「その責を果すため、機会を頂けませんでしょうか?」
「ほう……よかろう。やってみよ。」
「はっ……!」
「長くはやれぬ。間が空き過ぎては、二杯目とは呼べぬからな。」

「……必ずや、この暗黒騎士ヴァルアス――
 かの者の力を引き出し、そして――
 ――陛下のため、聖杯と成してみせます!」



story3‐1 瞳の気配


一体、どこまで続いてやがるんだ、この監獄は?
ハーティではないが……あの世まで降るのではないかと思えてくるな……
こんなことろに囚われて……早く、アイリスの元へ急がないと……

ねーねー、ちょっといいー?

あ、タビィの『ちょっといい?』だ。
え?なにが?
最近のおめぇさん、冴えてんなってことさ。で、どうしたんでぇ?
そんなに持ち上げられると話しづらいよー。
悪ぃ悪ぃ。で、なんだって?

あのさー、あの暴力おじさんの気配……なんか、なくなったー?
……!
!◆●○△!
言われてみれば……!

ずっとさー、見られてるカンジがしてたのに、なくなってるよね?
そうですね……あのときは、ウムを言わさず話しかけたりしてきたのに……
白の巫女と会ったのかしら?
それで、大人しくなるのかなぁ……?
あんましイイ予感はしねぇな。

うん……

心配はいらない。おそらく、私という存在に臆しただけであろう。
 世界の我儘などなにあろう!我が名はウマルス!……その背に、叛逆の剣を背負いし勇者!
……合ってるかも。
そうだろ?ヒヒィーン!
最後のトコだけね。


主人公……
 負けちゃダメよ……!


story3‐2 不条理



――アイリスに罪はない――
――アイリスとの約束を、破ったのは、自分――

…………

――!?
……記憶が……!



――大崩壊――
崩落する世界の中で、自分が認めたのは……



〈光〉の直撃を受け、その力の大部分を失い、しかしそれでもなお――
――決して消滅しない、〈闇〉そのもの――

――闇の王――

――その時、自分は。
――決意した。

闇との、訣別――


アイリスの意志を……
その悲痛な決断を、無にするわけにはいかない……

割れた天空大陸の瓦礫に巻き込まれながらも、
なお逃げようとする闇の王へ追いすがり……

……傷ついた己の最後の力で……
闇の王を、封印した……

それが自分の……
約束を破ってしまったことへの、罪滅ぼし……

…………


――そして――

気の遠くなるようなときが流れ――目覚めた。



それは、自分が果すべきことを、もう一度、為すため。
今度こそ、完全に闇の王を滅ぼし――

もう一度、約束を――

……約束を……?
……もう一度……?


くくくく……!
「!?」

矛盾、だなぁ?
なぁ、闇の王、その後継者よ……?
「…………」

貴様は、儂に近かったのよ……なぁ、そうだろう?

世界の理など、クソ喰らえ……!
白にも黒にも囚われず、自由に生きたいよなぁ?

――貴様は、ともにいたいのだろう?
あの、光の王と?
「…………」

なのに、約束だと?
世界の均衡を取り戻す、それはいい。

だが、どうする?
闇の王を討ち、己がその役目を継いだとして……
その後、あの娘と、再び天と地に分かれるのか?
「…………」

なぁ……どうする?貴様はどうしたい?
……素直になれよ……!
「…………」

屠ってしまえ……! 己の眼前の、何もかも……!
その……理ごと……!
「――!!」


 ***




!!

よかった!目覚めて……え……?
おめぇ……!?ちっ……まじぃな……!

――全ての理を――



――破る――!!


4‐1 我儘の暴走


――追うぞ、おまえら!
ああ!
ヒヒィーン!怖いのだが!?

あんな主人公さん、初めてです……
主人公様……!あの力、昔よりも遥かに増している……!
フムニールの悪い予言が当たってしまったな……!

!※◆!※!
そう言われても、僕のせいというわけじゃないじゃないか。
 むしろ、心の準備は多少出来たと、前向きに受け止めるしかないよ。
前向きになんか受け止められないわよ!

早く早くー!見失っちゃうよー!


4‐2 破壊者の残滓



「――!?

これは……!
闇の王……じゃない……!

――まさか――!?
……っ……!」


――なにをためらう?
貴様の力はそんなものだったか?

「――!?
 あなたは……
 取り込まれたはずでは……!?」

この監獄に何年いたと思う?
あれが儂の全てなわけがなかろう?

くくく……!
身から削られた力でも、これだけ溜まっておれば、な……!
「……しぶといのね……」
褒め言葉、だな、この場合。
無論、貴様との共闘の件も、忘れてはおらぬぞ?
「……私の力?あなたは、何のことを言っているの?」

遥か天空に在ったからというだけではない――
始祖のルーンを操る光の王……
それが、白の王国の、絶大なる力の象徴だった……違うか?
「…………」

まあ、貴様が忘れたままでも儂は一向に構わんがな。

あの小僧なら……くくく……!
世界の〈我儘〉、その称号を、分けてやるのもやぶさかではない。
「え……!?」

儂はな、光の王よ。
手段など、どうでもよいのだ。

均衡を崩す……
その望みが達成できれば、儂自信が手を下さんでもな……!

「――!?
 まさか、主人公に!?」

燻っていたようだからなあ。
ほんの少しばかり、諭してやったまでよ。

さぁ――どうする!?光の王よ!?
貴様の約束の相手が、破壊の化身と成り果てるぞ!?

「……そうはならないわ。」
……ほう?

「あの人は……
自分の中の闇に負けるような――
――弱い人じゃない――!」

くくく……!
貴様、何か勘違いしておらぬか?
それが……信じること、か? あぁ!?

「…………」

見殺し、だな?
流石はかの大崩壊の実行者。実に怜悧な心だな。
なぁ――光の王よ!?

「……いいえ。
私は私の使命を果すことが――

――彼への、償い――!」


5‐1 ただ忠誠あるがゆえ


ガァアアアアアッ!!!



――邪魔を……するな……!

立ち塞がる……
全てを……

――屠る……!

闇も――光も……!
障害となるのなら――

――容赦はしない――!




「……なんだ……?その姿は……?
 それではまるで――
 ――あの〈我儘〉のようではないか……!」

「……いや……!」
(陛下も……同じだ……
 全てを黒く塗り潰した先には――

 ――安息の闇ではなく、無が広がるのみではないのか――

 だが……それでも、私は――)

「…………私には――闇への、その王への忠誠があるのみだ……

――来い!主人公よ!」





5‐2 師と王子



「どうした!?その程度か!

 踏み込め!もっとだ!」

 ――ヴァル……アス……?


 ***


「……それまで!」



「――闇に剣術など、不要と思ってはなりません。
王とは強者です。だからこそ、黒の王国は、安息の闇で満たされます。

貴方様も、いずれは闇の王となる身……
このヴァルアスにあしらわれているようでは、
いつまで経ってもそんな日はやって来ませんぞ。」


「――よい眼です。

もう一本……?ふっ……!
いいでしょう。来なさい――!」


 ***


「――では、行って参ります。」

……ありがとうございます。
私などの身を案じてくださるのですね……

なれど、私は暗黒騎士。
この身に宿すは、闇への、その王への忠誠だけでございます。
陛下が天へと攻め上ぼるなら、異論などありません。
闇の切っ先として、先陣で剣を振るうだけです。

……こんなことを、申してはならないのですが……

私には、闇、その王への忠誠心があるだけなのです。
言葉の意味が……おわかりですね?

――万が一、私と貴方様が――
――いえ。やめましょう。

強く、おなりなさい。
この私よりも、陛下よりも、誰よりも、強く――」


 ――ヴァル……アス……?

 ***



「どうした!?それが貴様の全てか!?
ただの獣に成り下がった剣で……この私に勝てるかッ!!」

――力が――
意思とは無関係に、力が溢れて止まらない!



「御せぬか……!無様なものよ……!

こうなることはわかっていた……!
だから、児戯だと言うのだ……!

闇に従うのが、黒の民のさだめ……!
子供の我儘で、好きに生きようなどと!



――何故ッ
己の宿命を受け容れようとしないッ!!!


6‐1 補強の戯れ


――くくく。
師弟対決とは、泣かせるじゃないか。

しかし――温いな。
やれやれ……手間のかかる……


 ***


――あいつ、一人でよくこんなことろを……
くっ、こんなところで手間取っている場合ではないというのに……!
アイリス……主人公さん……

これだけの大軍……やはり、闇の王が……!
どうするんだ……? このまま進んでいっても……
疲弊した我が軍に勝ち目はないとでも?

……少なくとも、こっちにゃなんの策もねぇ。
 飛んで火にいるなんとやら、かもな……参った参った……

…………
……タビィ?
やったったるしかないよ!

!!!

まだみんな無事!やられてないよ!
 ここから先は……やったったるしかないよ!

……いいこと言うぜ。
 やるしかねぇ。進むしかねぇ。
 闇の王がなんだって!?ツラを見かけたら、ぶん殴ってやるしかねぇだろ!
……へっ……だな……
……そうね……

大丈夫だよ……!まだ、誰も倒れてないんだから!
 最後まで、諦めちゃダメ!


6‐2 反射


――くっ……!

腕は上げたようだ。それは認めてやる……!

が……粗暴な剣だ。
闇の誇りを失ったか……!

光などに……惹かれるからそうなる……!
白と黒は決して交わらぬ……
それが、原初の時よりこの世界の根幹を支える掟……

貴様は……!
半端な理想を掲げ、全てを不意にしているだけだ!
仮に……白の巫女と、均衡を保つとしても――
――共に居るなど! 身勝手に程があるッ!!


――去れ……!
闇にも御せず、光に魅入られ……混濁した破壊の獣に堕ちた、愚かな弟子よ。
陛下の力とするのも汚らわしい。私の目の前から、早々に消え――!?



なっ――!?
うっ……! がはぁ……!?

――闇が――
私に、力を……!……下さるというのか……!
ここで――始末せよと――そうおっしゃるのですね……!

…………
……陛下の意向のままに……


――残念だ。
もはや残された術は――
苦しまぬようその命、ひと思いに絶つのみ――!


 ***




「――さて、どう転ぶか。どちらでも構わんがな……
 終わればそれまで。わざわざ喰らう価値もない……」

『ヘ、ヘイカッ!』
「……ん?」

『シ、白ノ巫女ガ――』



「…………」


「……おい。随分乱暴じゃないか?
 ……どうやってここへ来た?」
「…………」

「始祖のルーンの恩恵なくば、貴様など――
 ――!!ま、まさか……!?」

「気づいた? ――そうよ。
 始祖のルーンは、大崩壊で砕け散ったけれど――
 ――あらゆるルーンの源となり!在り続けている!」
「馬鹿な……!?」

「――闇は、膨張する……たしかにそれは脅威だわ……
 でも――侮らないで……!
 光もまた……数え切れないほどの反射を繰り返し――
 ――全ての場所、全ての空間で!闇に……抗い続ける!」
「大言を……!」



「――世界にあまねし無数のルーンよ――
 ――その煌めきをを幾条もの神気と束ね――

 ――集え。
 光の王の名の下に――!」

「――好きにさせるかァッ!!」



「なんだ……それは……!」

「――言っていたわね。
 ――そう――

 ――こんな島のこんな監獄で、
 ――人知れず――

 ――全ては、終わるのよ――!」


7‐1 大いなる力


ダンテ、へばっちゃいねぇか!?
へっ、そのまま返すぜ!

はぁっ!
『ガァアアァアア!!』
ちぃっ……!

どんどん敵が増えてくる……!
それだけボスに近づいている証拠ー!
 がんばがんばー!

!◆♪、※◆◆◆!!!

毎度思うのだがいいだろうか?
なに!? こんなトキに!?

どうしてこう、いつも多勢に無勢なのだ?
むこーのほーがたくさんいるからよ!
ズルくはないか!?
言っても聞いちゃくれないわよ!


『ガァアァアァァ!!』
たぁっ!!

……アンドロイドでも、さすがにくたびれます……!
気持ちで負けるな!『もう勝てない』と、思ってしまったら終わりだ……!
うぅぅぅ……!


 ~♪♪♪~


……この声は……!?
……アイリス……!
優しい声……聞いていると、疲れがなくなっていくような……

おわっ!? なんだ!?
 〈運命のルーン〉が――!?

『ガァアァアァァ!!』

コーチ!あぶないっ!
おわああああ―――っ!!??
 ――っ……!?

 ……あ……?


あれだけいた魔物が……!?
いまの光で、消えた……!?
…………

……よくわからねぇが、いまのうちだ!走るぜ!
あ、ああ……!

……運命のルーン、あなたが持ってたんですっけ。
一人が全部持ってると危ねぇっつってそうしたろ?
 んなこたぁいいんだよ!

いこー!
ヒヒィーン!


7‐2 克服


「うぉおおおお――ッ!!」

 ~♪♪♪~

「――!? この歌は……!?」



――聴こえる――
――アイリスの、声が――


――耳を澄ませば、遥か天空から流れてきた。
その柔らかな歌声――

白も、黒も、全てを……
優しく抱きしめるような、安らぎの歌……

その声の主――光の王、アイリスに――
――自分は――!

「くっ!?」



自分は……アイリスの味方だ!

何が起ころうとも……!
それが自分の守るべき道……!

――決して!
心まで、闇に塗り潰されはしない――!

「……事もあろうに……!
 白の巫女の声で、己を取り戻すとは……!
 もはや……何を論じても無駄だな……

”我が弟子”よ!
貴様の命、いまここで――!?


なっ……これは……!?
――まさか、陛下の身に……!?

……命拾いしたな。」

ヴァルアスは闇に溶けるように虚空へと姿を消えた――


いたよー!




おまえ、その姿は……!?
暴走……してない……?

よかったぁ……!
信じておりました。

その様子は……モノにしたんだな?
――。
ま、そうだな……しばらくは様子見、ってことか……

主人公。君も克服したのだな、闇を。
あなたのソレとは別物だろう。
うぐっ。
なんにせよ……よかったわ。

→▲◆→→→!!!
そうね、ここでのんびりしちゃいられない!

アイリス……!
 みなさん、急ぎましょう!

――!


7‐3 〈光の王〉



「馬鹿な……!
 そんな歌が、なんだというのだッ……!」


~♪♪♪~
どこにいるの この世界は
今日もこんなに 美しいのに
くそッ!
澄んだ空を 雲の色を
見せたい あなたに

二人で交わした約束を
ねえ 覚えていますか
その歌をやめろッ!!!

どうか 信じて 見つけだして
白と黒の世界 で

そっと 感じて そらさないで
もう一度 願うから

闇があるから光もある
白は黒 黒は白


「――あなたが全ての
闇の力の源であるように――」

――私もそう。
私が統べるのは、ルーンの光――

――この世界に数多にあるルーン、
その全てが私の支配下にある――!」

「なっ……!」




「全ての輝きが、私の力……
あなたには……負けない……!」

「……そんなことを許すかっ!破壊のルーンよ……!」
「――破壊のルーンよ――」
「――!?」

「――我が意に従え――!」
「――う……おぉぉおおおお!!!
 がぁぁあああああ――!?」

「消え去れ……〈闇〉よ……!!」

「ならば……!!いらぬわ、こんなものっ!」
「え――!?」


「もらったぁあああ!!!

 ――ハハハハハハハハ!!!」

突如出現したバールは、破壊のルーンを奪取し、いずこかへ飛び去った!




「いまのは!?」
「バールゥゥ……!おのれ死に損ないがァ!」
「……取り込めていなかったの。そこまで不完全だったのね……」
「ぐぅぅうう……!」

「――いいわ。あなただけは、いまここで――」
「……〈光〉めぇえええ……!」

「陛下っ!」

「ここは私が!お引きください、陛下!」
「ヴァルアス……?」

「お逃げください!早く!」
「……任せたぞ。」

「待ちなさい!」

「そうはさせん!
 我が全霊を持って……!追わせはせんぞ!」
「くっ……!」
(力が……!これ以上は……!)

アイリスーっ!!
キャトラ、みんな!?

アイリス……!?どうしたんですか、その姿……?
いまはそんな場合じゃねえぜ!

V”貴様”……よかろう……!
 何人来ようと構わぬ!我が誇りにかけて、ここは通さんぞ!

……ヴァルアス……どうしてそこまで……
V一度、忠誠を誓った。それを破れば、私は私ではなくなる。
 ――それだけのこと!


主人公……
 ……ううん。戦いましょう――!
――。


――うぉおおおおッ!!


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