メインストーリー 第11章 (監獄タルタロス)

 
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ストーリーまとめ

一行は、火山島の後半へ挑む。目指すは監獄タルタロス――!
2017/02/24


目次

Story1-1 探索再開
Story1-2 世界の均衡
Story2-1 崩壊の真相
Story2-2 光の略奪
Story2-3 監獄を目指して
Story3-1 幽閉の王
Story3-2 闇の到来
Story4-1 白と黒の力
Story4-2 決める三者
Story5‐1 妨害
Story5‐2 撃破
Story6‐1 思い出の晩餐
Story6‐2 黒の聖杯
Story6‐3 もう一人
Story7‐1 封印の門
Story7‐2 達成

~後編~


主な登場人物

主人公
主人公
アイリス
キャトラ
バロン

エレサール
ダンテ
タビィ
ハーティ
コジロー
ウマルス
リュート
フムニール
シルル
灰緑の魔障 グローザ

バール

闇勢力
<王>

暗黒騎士 ヴァルアス
道化 エピタフ




story1-1 探索開始



――さて。探索を再開するとしようぜ。
ああ。
暑いしサクサク進んじゃおー。
同意する。このままでは白馬の私が青鹿毛になってしまう。
それはないと思うけど。
▽△△!

…………
アイリス……

そんじゃ行こうや!立ち止まってても仕方ねぇ!
コジローさん……?
アイリス油断すんなよ。
 〈声〉を聞いただろ?闇の連中、増援を寄越してくる気だぜ。
ええ……それも、言ってましたけど……
おめぇさんが〈光の王〉って話かい?
ちょ、コジローさん!?
いいのハーティ。変に隠すよりも、ちゃんと話した方が……

……私は……

白の王国の、王……――〈光の王〉でした。
 嘘をついていたわけではないの。はじめは記憶がなくって……
…………
……白の巫女、と、呼ばれたから……自分でもそう思っていたの。

だれに呼ばれたのー?
……バロンだったかしらね。
へー。バロンって、物知りだねー。
違うぞ。誤った情報だったのだから。

とも、言えないわ。
 〈始祖のルーン〉に仕える白の巫女……白の王国を束ねる、光の王……
 どちらも同じ人物を指す言葉だから。

そうか。グローザは知ってたんだな……
……フン。いつまでも引っ張っているから大げさに聞こえるのよ。
 呼び名が変わったからって、過去の事実が変わるわけじゃないわ。馬鹿馬鹿しい。
あっどこへ……

…………
……ハーティ、彼女に悪気は……
……わかります。いまのは……気をつかったんですね。
 アイリスのために……

……みんな……ごめんなさい……!

謝るこっちゃねぇって。グローザも言ってたろ、何も変わりゃあしねぇさ。
ありがとうございます……
 ……話にはまだ、続きがあります。

そうか。よし。全員を揃えよう。
全員?
バロンだ。
 おいウマルス、ひとっ走り呼んできてくれねぇか?
いいだろう。三日の時をもらう。
そんなにやらねぇよ。すぐ戻ってこい。
ヒヒィン!?私を馬だと思ってないか、ダンテよ!?
馬だよねー?
馬だと思う。

ヒヒィン……なんたる不幸か。こんな人づかいの荒い連中に囲まれていたとは……
だから馬だろ?
わかっている!待っているがいい!

さて、グローザにも追いつかねえとな。
○?▽△△♪


…………
……アイリス?
平気よ、キャトラ。私はもう……逃げないから……
……光の……使命から……!
……アイリス……


story1-2 世界の均衡


連れてきたぞ。

僕も一緒にいいかな。
白の巫女殿……いや……
 ……光の王、アイリス様……ついに記憶が、戻られたのですね……
……ええ。
 みなさん、聞いてください。私の話を――


――ずっとずっと昔のこと――
この世界は、天に白の王国、地に黒の王国、二つに分かれていました――

黒の王国を治めていたのは、闇の王――

……カイルさん……
…………

そして、白の王国は――
〈始祖のルーン〉を祀る白の巫女……

……光の王である私が、治めていました。

……アイリスが白の王国を……
……天空の王、か……

全てのルーンの根源である始祖のルーン……
それを守護する白の王国は静かに空を漂い、世界の均衡を支えていました。
せかいのきんこー?

……それは、光。全てを照らし、生きとし生けるものに力を与える光……
そして、地に広がる闇もまた、もう一方の均衡を保つため、静かに存在していました。
……あの闇の王が生まれるまでは……!

……それが、アオイの島にも現れたあの闇の王ってわけだ?
はい。
闇の王が……生まれる?どういうこと?あいつにも親がいるのか?
フム。そこについては僕が簡潔に説明しよう。


〈均衡〉は〈循環〉によって創られる。
 一言で言えばそういうことになるだろうか。
循環……?
光の王も闇の王も、どちらも永遠じゃない。
 かといって、親がいる、ということではなくてね。
 〈王〉という役目が、受け継がれていくのさ。
まったく間断なく?
お、いい質問だ。
 いいや、一瞬の間が空くとも。前の王が去り、次の王が就く寸前にね。
ほー。

そのときまるで代謝のように、旧きモノは朽ちていく……
 そして新たなる世界で次なる後継者が、王の座につく。
 世界はそのように循環し、光と闇はそうやって互いに均衡を保っていたのさ。

なんか、すごいスケールの話だね……
……そうだろうか?生き物の生き死と同様のことが、この世界にも起こるというだけだろう?

その通り。僕からの説明は以上。
○◇○♪♪♪
ありがとう、シルル。続きをどうぞアイリス。
……はい。

白の民は光、黒の民は闇……
それぞれの王の統治の下、互いに干渉せずに暮らしてきたと言われていました。

言われて……『いた』?
はい……!

――あの、唯一の闇の王が――
――理に逆らったのです……



story2-1 崩壊の真相


光と闇は、相反しながらも、互いが互いを必要とする――

この世界が誕生してから、ずっと、ずっと――
――そう言い伝えられてきました。

――ですが――

あるとき。強大な闇の王が生まれたのです。
それは邪悪な化身にして、歯止めがきかぬ本能を持つ、純粋なる闇――

その闇の王は、循環を拒みました。
時を経ても役目を譲らず、力を増し続け、そして――

――全ての空間を〈黒く〉塗り潰すべく――
――白の王国への侵攻を開始したのです――!


私は抗いました。白の王国を守る、光の王として。
始祖のルーンが闇の王の手に渡れば、天地が漆黒に染まり、均衡が崩れる……
……それを防ぐために。

闇の軍制の進攻は、幾度にも及びました。
繰り返される激戦の中、白の王国を守護する者たちも、壊滅状態となりました。

――そして、あの日――
白の王国は……滅亡のときを迎えました。
際限なく膨張を続ける闇についに抗しきれなくなったのです。
そして……私は……

……最悪の事態をまぬがれるという理由をつけて……!
始祖のルーンごと……!全てを道連れにする道を選んだのです……!


アイリス!?

私は……!
 私は、信じることが、信じて待つことが出来なかった……!
アイリス!?ちょっと、だいじょうぶだから!

私は……!あなたとの……!
 ……約束を……!
…………

……一旦、休憩にしようや。
コジロー……
腹も減ったし。続きはまた、な?

うん……ありがと……
……そうだな。私の話は、そのあとにすることとしよう……



story2-2 光の略奪


――約束。
自分とアイリスとの約束とは――


あっ……


昼間はごめんなさい。
 …………
……

……あなたは、まだ、なのよね……
 …………


記憶を取り戻したら……あなたは、私を――
 ――軽蔑するわ。
――。
……ううん。そうなるの。
 だって、私は……。

 ……果たせなかった……
 ……守れなかった……
 あなたとの――約束を――

……


「――不用心だったな。」

「!?」
!!


主人公――!

アイリスは闇に包まれ、どこかへ消えてしまった!


V……王には泣かされる。
白の巫女と話したいなどと……酔狂としか思えぬ……

V”貴様”。腕を上げているようだな。
だが――諦めろ。
王に勝つことは不可能だ。全ての闇なる力の源なのだからな。

……”おい”。
お前は何故、王に逆らう。
従い続ければ、いずれは――
「……」

V……あくまで歯向かうか。……その行為――
――児戯だということかわからんか!
来い、魔物どもよ!

「――!」

Vその程度の力でいい気になるな。

――聞け!
既にこの島は、私の配下が占領した!
数千の魔物を屠り、白の巫女の元へたどり着けるか……
――試してみるがいい!

ヴァルアスは闇に溶けるように虚空への消えた――


――どうした!?
・ガァアアアッ!
ちっ……!

援軍の到着かよ……!思いの外、迅速じゃねぇか……!
みんな!やったったろー!


story2-3 監獄を目指して


◆□□◇!!!
へん!いまさら夜襲なんかで!

……主人公さん。アイリスは?
……

 ***

……連れ去られた!?
アイリス!?早く、早く助けに行かなくっちゃ!

焦らないで。ヴァルアスの軍団が到着したそうよ。
 迂闊に突入はせず、着実に進みましょう。
だけど……!
あたしたちがやられたら、誰が白の巫女を助けるの?
……そうね、ごめん。
グローザさん……

……フン!何が光の王よ!
 ヴァルアス程度にさらわれるなんて、ほんと、グズなんだから!

素直じゃないな。
ウマルスが言うかね……
私は常に正直だ。自分にな。ヒヒィーン!


……状況が変わった。
 私は飛行島に戻り、防備を固めるとしよう。
ああ、頼んだぜ。

私たちは、監獄へ。
そうだな。捕らわれてるてぇヤツも、出来りゃあ味方にしときてぇ。
 なんせ、〈闇の王〉に対抗できるほどの力の持ち主って話だからな。
うむ……みなゆめゆめ、油断するなよ。
わかってらぁ。

アイリス……アイリスも監獄にいるのでしょうか?
僕だったらそうするね。
あなたは一緒に来るか?
いや……バロン殿と共に、飛行島で待機していよう。
 何かあったら、シルルを通じて知らせてくれ。
◇◆!!
おいおい、それくらいいいじゃないか。
……○!

では……行こう!
 焦熱の監獄、タルタロスを見指して!

おー!


storyStory3-1 幽閉の王


「――!?
 ……ここは……」

「……久しいな……」
「!?」


「いや……会うのは初めてか。
 なぁ……光の王よ?」
「狂える竜の神…………バール……!」

「くくく……止せ止せ……竜だ、神だ、などと……
 儂の力にあやかろうと、のちに名乗り出した者どもであろうが……

 儂はただの――〈我儘〉よ。
 〈均衡〉を破ろうとする、な……!」


「私をここに呼んだのはあなた?」
「いや。」
「じゃあ……!」

「どんなつもりか知らぬが……到着までしばし、語ろうではないか。なぁ?
 聞きたいこともあったろう?
 『なぜ、白にも黒にも、等しく牙を剥いたのか?』などな。」

「その答えは、先程あなたが言っています。
 あなたは均衡を崩そうとする、反動そのもの――
 光も闇も、どちらも気に食わないのでしょう。」

「これは、これは。ご理解頂いていたか。
 ……儂は公平でなぁ?」
「公平?」
「闇に加勢すれば、貴様ら白など容易に潰せた……
 ……そうは思わぬのか?」
「…………」
「命拾いしていたのだ、貴様らは。」
「……よく言うわ。それで満たせる欲求ではないから、あなたは全てを敵に回した。」
「くくく……その通り……!
 積み木を、上から崩しても面白くもなんともない……
 最も高く積み上がった時に、豪快に薙ぎ払いたいものだよなぁ……?」
「それが慢心だった。」
「んん?」
「あなたは闇の王に敗れ、こうして幽閉の身。
 こうなってしまっては、均衡を崩すなど、もはや叶わぬでしょう。」
「いやにつっかかるじゃないか?
 儂を仲間に引き入れようと、ここへ来たのだろう?
 あまり気分が良くはないなぁ?」
「いいえ、あなたは従うわ。それしか道がないのだから。」

「闇の王、か……
 ここまでの膨張を許したのは、貴様の失態だな?」
「……ええ。」
「どう責任を取る?いや……取れるのか?」
「……責任は果たすわ。」
「どうやって?」

「――約束の地を――甦らせれば――!」

「……くくく……!
 ハハハハハ……!気でも違ったか?」
「…………」
「始祖のルーンは砕けたのだろう?
 器だけ甦らせても、どうなるものでもあるまい。」
「……いいえ。手は打っていた……!」
「……ほう?」


「ずいぶん仲良くなったものだな?
 なぁ、白の巫女、なぁ世界の我儘よ?」
「……闇の王……!」

「そう牙を剥くな。二度とない機会だ。
 語り合おうじゃないか――

 ――この世界の未来を――」


Story3-2 闇の到来


主人公。気づいてたか?
――。
 そうだ島を取り巻いていた粉塵が、いつの間にか晴れてやがる。
奴らが来たからだな。
ヴァルアス、あの男の力なら……
 ――いいえ。もしかすると、奴も来ているのかも……!
闇の王か……!
ヴァルアスは闇の王のそばを滅多に離れることがない。
 可能性は高いでしょうね。

ねーね、質問あるんだけど、いいー?
どうしたのだタビィ。そんなにピョコピョコ飛び跳ねて。
うん。闇の王の部下って、何人くらいいるのー?
幹部と呼べるのは、ヴァルアスの他はエピタフくらいよ。
じゃーそのエピタフってさー、なにしてるのー?
……?

ジモ島とかでもさ、黒幕だと思ってたけど……
 なんか、闇の王と連携取れていないよねー。
……そうね。

タビィ、その考え、悪くねぇかもしれねぇぞ?
ほんとー!? やったー!
△○△○△♪
闇の王とエピタフは同時には襲ってんねぇ。
 こりゃあ、こっちにゃあ有利な情報だぜ。
だけど、僕たちの敵だってことには変わりないよ?
ああ。間違っても、味方になるなんてこたぁねぇだろうな。
だったら意味のない情報なんじゃないのか?
この世に無意味な情報などあろうはずがない。
ウマルスは黙ってて。
ブル。

そう急くなって。
 いいかリュート。依然、俺達は劣勢なんだ。
 どんなに些細なヒントでも、拾い集めていかねぇと勝機なんざ訪れねぇぜ。
……そうだね。

話を整理しますが、今回は道化は来ておらず、ヴァルアスという幹部が来ている、と。
そうね。
で、ヴァルアスは闇の王のそばにいる。
そうよ。
闇の王って、敵の大ボスですよね?
だからそーよって。
大ピンチじゃないですか!
だから心配なのよ!
 早くアイリスを助け出さなくっちゃ……!

だがよ、疑問は残るぜ。
 どうして連中は、わざわざ攫ったんだ?
私もそれは気になっていた。
闇からしたら、アイリスは宿敵だもんな。
 スキがあれば倒した方がいいんじゃあ……?
さあて、どうしてだかなぁ。
 他に狙いがあるのか、それとも――
 ――積もる話でもあんのか、ってことろじゃねぇの?
そんなのんきなこと……
あー。案外ありそうー。
……そう?

だが、どんな話をするというのだ?まさか、和平会談か?
なわきゃないでしょ!?さらわれたのよ!

そうです!相手がどんなつもりか知りませんが、一刻も早く、アイリスの元へ!
行きましょう!



Story4-1 白と黒の力


厄介な魔物に、溶岩の道……
 楽に進ませてはくれないな……

ヒヒン。ヒヒン。
なにしてるの?
着実に一歩ずつ地を踏みしめている。
ふ~ん……
空ばかり見ていては足元をすくわれる。
 これは至言なのだ。
空にも何かあるよ。
なんと!?

――島の上空には、
魔法の鎖のようなものが漂っている――

ああ、あれか。
 あれはジェイルバードという、光を発する鳥の群れだ。
なわけあるか。

幽閉された者の力を奪う、封印の鎖ね……
かなりの魔力が込められているようだな……
そうでもしなければ。抑えきれない相手だから。
 闇の技術の結晶よ、あれは。
へぇ……ゾっとしねぇな。

魔法にゃあ詳しくねぇが、そんな厳重な監獄に侵入しても平気なのか?
外から入る分には構わないだろう。
監獄ってそういうものじゃなくない?

……”黒の王子様”が力を出せば、可能かもしれないわね。

へー、なんかそういう、封印無効化的な必殺技を隠し持っていたんですか?


そうじゃないでしょ。
 闇で闇を……中和するってことね?
そういうことよ。

なるほどなぁ~……そっかぁ~……
どうしたのタビィ?他にも何か気になるの?

”あなた”にも闇の力があるよねー。
――
そうだな。
闇の王はさ、闇の力のみなもと なんでしょー?
ええ、そうよ。
同じ力で、相手の方が強いんでしょー。勝てるのー?

…………
…………

一人、忘れていませんか?
んー?
アイリスですよ。
 アイリスは、〈光〉です。

あー、そっかー!じゃあ大丈夫だねー!
と思いてぇが、楽観は出来ねえやな。

主人公……
 でも、アンタなら……

……ううん。なんでもない。

朗報があるのだが。
な~に~?
私は馬属性の馬魔法を扱える。
 これこそ闇の王の唯一の弱点なのだ。
よし、そろそろ行こうぜ~。
我が名は英雄ウマルス!
 我こそが、闇を切り裂く唯一無二の聖剣なのである!
リューちゃん、行きましょう。
うん。

光のごとき我が末脚が、邪悪なる企みごと、
この世界の巨悪を貫く日は目前だ! ヒヒィ~~~~ン!
……誰も聞いてないわよ。
だからなんだというのだろうか!
 響け!我がいななきよ!流星となりて、降り注げ!
……タフよね、アンタ……

ほら、行くわよウマルス!
ヒヒィーン!


story4-2 決める三者


「――ぬぅぅぅうううう!
 がぁぁああアアア――!!!」

「ハハハハハ……! 我が依り代にすぎんぞ?
 触れれば容易く引き裂けるのだろうがなぁ……!
 残念残念!ハハハハ……!老いたか?バールよ。」

「……さぞ、愉しかろうなぁ!?
 数万年の刻をかけ……弱らせたこの儂を、そうして見下ろすのは……!」
「そう腐るなよ?人の世の王と同じことじゃないか。
 勝者と敗者が存在する、という点で、な……ククク……」
「ほざけ……! 束の間の勝利に酔うがいい……!
 このまま終わると思うな……!下等な本能めが……!」
「それは貴様も同じだろ?乳飲み子の〈駄々〉、だったか?」
「たった今、敗北を心底後悔したわ。
 そのクソも面白くない冗談を、防ぐ手立てもないとはなぁ……!」
「一万年でも聞かせてやるぞ?ハハハハハハ……!」

「――ふふ、ふふふふふふ……!」

「……ん?」
「ほんとう、同じ。人間たちの、それぞれの国の、国王と。
 面子ばかり気にしたやりとりをするだけで、民の苦しむ顔は見えてこない。」

「そうだな。その通りだ。返す言葉もないとも。
 で、どんな気持ちだ?
 貴様が引き起こした大崩壊は、未曾有の災害だったな。
 どれほどの命が犠牲になったやら……」
「――ッ……!」

「貴様も同じだ、白の巫女。
 我ら三者が、この世界のありようを決める。
 誰が生き、誰が死ぬかも、我ら次第なのだ。」
「…………」

「……が、不必要にかしこまることもなかろう。
 我とて、一手の後先で、逆の立場になっていたかもしれぬ。
 その程度だ。また、その程度で良いのだ。
 世界……などという、ただ巨大なだけの船の行方など、な。」

「そんなことで……!全ての命の生命を脅かすなんて……!」
「そうだ。脅かしている。
 貴様のように、奪うところまでは至ってはおらぬ。」
「私はっ……!未来のために……!」

「知っているとも。数万年前のあの日――
 天と地を犠牲にしてでも我を止めねば、今、この世はなかっただろう。
 だがそれも、時間稼ぎに過ぎなかったなぁ?
 我は甦った。これから――この世の全てを、黒く染める。
 計画を再開するのに、些かの支障もない。」
「くっ……!」


「強がるなよ?貴様とて、以前の力はあるまい?
 むざむざ完全復活させてくれるほど、敵がおらぬわけでもなかろうが?」
「ふむ――いかにも。
 我が後継者も、玉座が空くのを待っていることであろうしな。」

「…………」
「怖い怖い……と。」


「……バールよ、一杯どうだ?
 極上の美酒を用意してある。」
V…………

「あぁ?」
「それくらいよかろう?
 このような機会、二度とは訪れぬだろうからな……」

「…………」


story5‐1 妨害


「ここより先に進ませぬ。」

闇の魔物か!?
P下等な魔物と一緒にするな。
 私はヴァルアス様の一の部下、プリズナ
いたかしら?あんたみたいなの?
Pフン。裏切り者のグローザか。
ヴァルアスは闇の騎士よ。
 あんたのような魔獣くずれを部下にするわけないんじゃない?
P私は魔獣ではない!
 忠誠心により、ヴァルアス様に灰化として認められているのだ!
 ここが貴様らの墓場だ!観念するのだな!

……なんか、珍しいな。
 こうやって真正面から行く手を阻まれるのって。
同感だ。
しかも、どう見ても三下だ。ミエミエの時間稼ぎだねぇ。

誰が三下だと!?
いまこの場で一番うるせぇ奴だよ。
ヒッヒィ~~~ン!!!
……紛らわしいでしょ?
失敬。

P貴様ら……!
 この私を愚弄するか!
 あの世で後悔させてくれる!

そう思い通りにいくかな?
おやあ?ずいぶんカッコイイじゃないですか。
私とて、いつまでも昔のままではないさ……!
♪△↑↑◇○!
いくぞ!

フン!

 BOSS 闇の魔獣使い


story5‐2 撃破


Pうぅっ!?ば、バカな……!
 この私が、貴様らのような雑魚どもに……!

失礼ですねぇ。
 雑魚じゃないロボよー。
 ギィー、ガッ、ガガガー。

やるじゃねえか、エレサール?
いつまでも食事当番ではいわれないさ。
♪♪♪~♪

P……フン!調子に乗るなよ!
なんだよ。
P私の役目は、貴様らを監獄内部へと誘い込むこと……
それ、言っていいの?
Pならばどうする?この場で足踏みしているか?
それはしないけど。

Pそうだ、どの道貴様らは私を追わねばならぬのだ!
 数多の魔獣と死の罠の中に、せいぜい怯えながら飛び込むがいい!ハハハ!


オツムの足りない敵だな。
……?????
……罠か?
さあ、どうだろうな。
 俺様が指揮官だったら、あんな奴は使わねえが……
 かといって使い道がねぇわけでもねぇしな。
……どういうこと?
敵を欺くには、まず味方から……って、聞いたことねえか?
うん、ある。
ああいうアホにゃあ、欺く手間がかからねぇってことだ。
つまり?
はい。
おう、ハーティ。わかったんだな?
はい。つまり、あいつは大事なことを知らされていない、ということです。
それをもう一歩突き詰めると?
あいつも知らない罠が待ち受けてるかもしれない、ということだな。
つまりは捨て駒か。えげつねぇやり口だ。
ま、詳しいことは推測の域を出ねえが、警戒を緩めんなってことだ。

……うん。
心配すんな。アイリスは、何か価値があるからさらわれた。
 無事でいるはずだぜ?
そうよね、わかってるわ。

アイリスの価値……
 かいふくまほー?
それならば私の方がさらうに値しないか?
馬を奪うってのは、案外難しいことだからな。
 飼うには牧も必要だしよ。
真面目な返答をしないでもらえるか?
冗談だぜ。
ヒヒィーン!


story6‐1 思い出の晩餐


「――さあ、飲めよ。
 拘束されていようと、それくらい造作もなかろう?」
「…………」
「…………」

「どうした?」
「なんのつもりだ?」
「思い出づくりさ。一度きりの晩餐を楽しもうじゃないか?
 それとも貴様に拒否権があったか?」
「うぬぬぅ……!」

「……馬鹿らしい。」

「おっと、白の巫女、どこへ行く?
 貴様も虜の身だぞ? 我の意に背けると思っているのか?
 ここは闇の監獄――無数の魔物どもで溢れていることを忘れるな。」
「……っ……」

V……陛下。お戯れは、ほどほどに。
「ん?」
V白の巫女の力は侮ってはなりません。
 用が済んだのならば、いっそ、この場で――
「……!」

「ヴァルアス、お前はまだわかっていないな。
 戯れなど――言われるほどに、してしまいたくなるのだよ。」
「お言葉ですが、あまり余裕はありません。
 後継者様……が、こちらへ向かっております。
 必ずやここへ至るでしょう。それからでは遅い。」

「……ヴァルアスよ。」
「……は。」
「唯一の闇の王であるこの我が、出来損ないの後継者などに遅れを取ると思っているのか?」
「い、いえ、それは――」
「貴様――揺らいでいるな?」
「そんな!私は――!――ぐぁああっ!?」

「半身に満たぬ我でも、この程度は容易い。なぜだかわかるか?
 それは、全ての闇はなる力を、我の意志一つで思い道りに出来るからだ。
 後継者も闇の者。我に楯突く方法があれば、教えてもらいたいのだが?」
「――かはっ……!……はぁ……はぁ……!
 ……要らぬことを…………申し上げました……」
「下がれ。場が白ける。」
「……はっ……」


「……くくくく……!
 手駒をいたぶり、何のパフォーマンスだ?」
「…………」
「儂にはわかるぞ。虚勢を張っても無駄だ。貴様は今の儂以上に、力を失っておる……!
 さすがは光の王よ。全てを犠牲にした一撃は、相当痛烈だったようだなあ?」
「……そうか?」
「強がるなよ。どうする気だ。力を取り戻すのに何万年かかる?
 儂の封印が先に朽ちれば、貴様など一噛みで――」

「飲め、と言っている。これで、三度目だ。」
――闇の王はそう言うと、漆黒に染まった杯を掲げた。

「……?」


「――!! そ、その杯は……!」
「もう二度と、会うことはない。これも、三度目だ。」
「……貴様……!」

「最後の晩餐、楽しんでくれたか?」
闇の王はそう言うと、自らの手で杯を持ち、ゆっくりとバールの口元へ近づけていく……

「おのれ……おのれぇ……!!」

「〈黒の聖杯〉……受け取ってもらおう。
 そして、貴様自信が――
 ――我に捧げられる、美酒となるのだ!」

「!!」


story6‐2 黒の聖杯


「ぐぅぅああああ――!?」

「ハハハハハ! どうせなら一口、飲んでおけば良かっただろう!?
 この黒の聖杯は我の杯……あらゆる対象の力を濾し……我が血肉とする!」

「おのれぇ……!このための、封印か……!」
「貴様を滅するなど、そんな惜しいことが出来るか。
 我が衰えた時の養分とするため、ここに生かしておいたのだよ!」

 バールの肉体が、徐々に杯の中へと吸い込まれていく……

「力が……! 儂にあの頃の、力さえあれば……!」
「飲みやすいように削っていたのだ。
 多少もったいなくもあったが、万全を期さねばな。
 ただ膨張するだけの本能と、我を侮ったのが貴様の敗因よ。」
「ぬぅぅぅ……! 下等な闇め、たかが均衡の一端の分際でぇ……!
 この……儂をォオオオ!……!」

……っ……!

闇の王の手にする黒の聖杯には、漆黒の液体がなみなみと湛えられている……

「どれ……
 !!
 美味い!美味いぞ!極上だ!ハハハハハ!
 力が……漲る……!」
「……なんてこと……!」

「――白の巫女。次は誰の番だと思う?」
「……っ……」

「なんとも歯ごたえの無い結末だが……
 得てしてそういうものなのだろうな。

 光と、闇と、
 それを否定せしもの……

 趨勢は決した。
 こんな島の、こんな監獄の底で、人知れず、なぁ!?
 ハハハハハハハ……!」

「……!」


story6‐3 もう一人


「…………」


「浮かないカオですネェ?
 王に叱られましたカァ~?」

「……道化。何をしに来た。」
「ちょっとォ、ごアイサツですネェ。
 コマゴマとしたセカイ セーフクを進めてるっていうのィ~。」
「どの口が……貴様に二心のあること、陛下が気づかぬとでも思うか?」
「ビャハハハハ……♪ありませんよォ、そんなのォ♪」
「下衆が……!それ以上、不快な口を利くな。」
「四者会談はド~デしたァ?」
「……四者……?」
「イヒヒヒヒィ……♪」

「私など、同席したとは言えぬ。」
「ワカってまスよォ~♪アナタは格下デスもンねぇ~♪」
「……おのれ……なぶるかッ!」
「暴力はんた~ィ、って、ねェ?」
「貴様ぁ……!」

「さァて、仕事に戻らなきゃ。忙し忙し……♪
 ――ギャッハハハハハ……♪」
「……ちっ……!」

 ……

「……四者……?」


story7‐1 封印の門


ここが……!
 焦熱の監獄、タルタロス……!

◆※■※◆!!!
『危険な気配だ!』って言ってるみたいね。
♪○♪△♪!
危険上等。私たちは、乗り込むしかないんです。
……案の定、入り口は闇の力で厳重に封印されてるようだな。
さて、どうする?”こいつ”を先頭に、ズカズカ行ってみるか?
…………
それともまずは裸馬を放ってみるか?
おい!?そんな策を思いつくのではない!


P遅かったじゃないか。待ちくたびれたぞ。
てやんでぇ、てめぇがスタコラ逃げたんだろうが。
Pフン。不利と見れば引き、体勢を立て直すのが上策。
で、体勢は整ったの?

P……そうやってまた私を見下すのか……!
こいつ!?
ちっ、余力を残してやがったか。
P監獄の門は、三重の結界で閉ざされている!
 発生させているのは三つの塔!
 それらを同時に破壊せねば、進入は不可能!
 貴様ら雑魚どもに出来るかなぁ!?ハハハハハハ……!

……うーむ。
どうしたの、ウマルス?
さすがにあやしすぎる……どう思う、コジロー?
嘘は言っちゃいねぇだろうが……
 まあ、誘いだよな、普通に考えて。

Pヴァルアス様は言っておられた!
 貴様らの一番の武器は、仲間同士の結束!
 分散させれば、恐れるほどではない!
にゃるほどねぇ。
 バラけさせれば、自分でも勝てると思って、その作戦を立てたわけかい?
P冥土の土産に教えてやる!そうだ!
そんなお土産いりませんから。
なんかやりやすい敵だなあ。

油断すんなっつうの。
 問題はこいつのあとだぜ。

P――三ヶ所のうち、一つはこの私自ら防衛を務める。
 三分の一となった戦力で、私に勝つことなど不可能だぞ!ハハハハハ……!

……よし。
 まずは全員でアイツを倒してから、それから別行動して三ヶ所の封印を解きましょう!
おぉ、なんと血も涙もない用兵でしょう……
遊びに付き合ってるヒマはないわ!早くアイリスを……!
……よし。三手に分かれよう。

えぇーっ!?ダンテ、聞いてた!?アタシのてーあん!
それにも一理あるが、時間を短縮するなら、ここはあえて乗った方がいい。
かもしれないけど……
駒を動かしてる奴がいる。なら読み合いをしねぇとな。
……どういうこと?
こっちの戦力を正確に把握されるのは、どんな戦場でも不利だ。
 だから、なるべく……『ギリギリ』で勝つぞ。
へぇ……あんたやっぱり、そこそこ頭が回るのね。
そこそこな。心配はいらねぇ。
 三分割にされたとしても、いまの俺たちなら、負けることはないだろう。
ホントに大丈夫……?
キャトラ。私たちを信じてくれ。
 冒険を通じて、ずっと鍛えているのだからね。
ウン……じゃあ、わかった。
 みんな、やられちゃ駄目よ!
ありがと、キャトラちゃん♪
△▽△▽!!

私は、一番戦力が充実してるルートに加えてくれ。
おめーは俺と一緒だ。
ヒヒィーン!負けた!
縁起でもねぇこと言うなよー。




 BOSS 闇の魔獣使い



story7‐2 達成


「――!!」

Pそ、そんな……!!
 貴様、一人に……!この私が……!

 だが……!まだ、やられんぞ……!
 功を立て……認められるのだ……!

「!?」
P――!?なんだ!?

Pこ、これは……!
 門を封じていた魔力が、行き場を失い……!
 ――暴発する――!

「!!」


 ……フン。
 私の仕事としては、最上だったな……



メインストーリー 第11章 後編


! メインストーリー 第01章
大冒険の始まり(アストラ島)
2014/07/14
! メインストーリー 第02章
大いなるルーンを求めて(イスタルカ島)
2014/07/14
! メインストーリー 第03章
バルラ城塞王国(バルラ島)
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! メインストーリー 第04章
常夏の楽園 ピレント島
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! メインストーリー 第05章
ガラクタ島の機械少女(ディーダ島)
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アオイの国の風来坊(アオイの島)
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! メインストーリー 第07章
メルヘン島の白馬の王子様(メルリン島)
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宿命と記憶の眠る島(学術都市スキエンティア)
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! メインストーリー 第09章
大歓迎!テーマパークの島(ジモ島)
2015/08/24
! メインストーリー 第10章
監獄に潜む暴虐の衝動(監獄の島バルヘイム)
2016/05/13
! メインストーリー 第11章
闇の底に射す光(監獄タルタロス)
2017/02/24

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