マゴロク・思い出

 
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ストーリーまとめ

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思い出1


 これは、マゴロクとシャナオウ
 出会いの物語である――

見参ログイン! ご機嫌、オールクリア!」

シャナオウじゃない。どうしたの?
単刀直入に悪いが、実は頼みたいことがある。
なにかあったんですか?
俺の使命はTAIRAとMINAMOTOの戦を終わらせ、平和な世を作ることだ。
だが、今の俺には、まだ不可能だと戦術プログラム〈リクトウ〉が判断した。
しからば武力をカスタマイズせん!
それで?
新しい刀が必要だ。戦術オウログラム〈リクトウ〉は天才刀鍛冶師マゴロクの鍛えた刀を推奨している。
マゴロクはアオイの島出身の刀鍛冶で武芸者だ。武者修行の旅をしながら刀をクリエイトしていたそうだ。
彼の足取りはエリアシキシマのポイントセトウチでロストしている。
だが、風の噂によると、今でもポイントセイウチにいるらしい。その探索をサポートしてくれないか?
しかたがないわね。いいわよ。てつだってあげる。
ご助力、痛みいる! では、皆の者! ともにポイントセトウチににログインせん!

 ***

見参ログイン! 状況インストール!
さっそく、聞き込みをしよう。


「……マゴロクだぁ? てんでログには残ってねぇな。おととい来やがれ!」
「マゴロク? 知らないねぇ。他のログをたどるんだね。」

けんもほろろね。
とにかく聞いて回るしかあるまい。
……すまない聞きたいことがある。


…………ん?
っ!?
…………フッ……

シャナオウさん、どうしたんですか?
あの男、隙がなかった。まるで抜き身の刃……ただ者ではない。
あやしいやつね……
もう一度、話を聞いてみよう。


思い出2


いたわよ、シャナオウ!
うむ……
「放してください!」
「ちょっとだけ話を聞いてくれってだけだよ。」
「そう冷たくすんなよ。仲良くしようぜえ。」
主人公、止めに入ろう。

「あ? なんだてめぇ?
…………
「……て、てめぇ! なにか言いやがれ!」
邪魔だ。どけ。
「うるせぇ! 刀ぶら下げてるからってイキがるんじゃねぇぞ!」
「兄貴! やっちゃいましょう!!」

 男たちが自分の刀に手をかけた瞬間――
 ――白刃が二度、きらめいた。

「なっ!」
「あ、兄貴、袴の帯が!」
「てめぇ、マゲが切れてんぞ!」
……どけ。
「「す、すみませんでしたぁぁ!!」」


「あの刀……」
どうしたの?
「あの波紋は、マゴロクの刀だ。なにか知っているのかもしれない。後を追おう。」


 ***


……さっきからなんだ?
黙って後をつけたことは謝罪する。実は聞きたいことがある。
…………
その刀、マゴロク殿のクリエイトした刀とスキャンした。
 ゆえあって、マゴロク殿をサーチしている。なにかラグをお持ちではないか?
俺がマゴロクだ。
本当か!?

だが、刀は作らん。俺はもう鍛冶師じゃない。
 海賊だ。


思い出3


アタシたちをどうするつもり!?
そこのアンドロイドがTAIRAの関係者かどうか、調べたかっただけだ。
その言葉、片腹デフラグ!
我が名はシャナオウ! MINAMOTOが子弟の一人! 戦闘用デバイスである!
……そのMINAMOTOがこんなところでなにしてんだ?
TAIRAとMINAMOTOの争いを止めるため、俺は力を必要としている。
争いを終わらせるだと……? 随分と酔狂なことを言いやがる。
そう思われても致し方ない。今の俺は無カデフォルト。武力のアップデートが必要だ。
その上でお願いする。俺に新しい刀をクリエイトしてくれないか?
……縛られた状態でふてぶてしい野郎だ。本物のバカか、単なるバカか……
<マゴロクは刀の柄に手を置いた――>
どちらにせよ、俺はお前みたいにバカなアンドロイドが心底、嫌いでな。
っ! 拘束具が……パージされた? お前が斬ったのか?
もう用はない。どこにでも行きな。
「いいんですかい?
土壇場で酔狂かますバカなら、俺が殺すまでもない。いずれ、どこぞで勝手にくたばる。
それに、そいつはTAIRAじゃない。TAIRAがMINAMOTOを名乗りはしないだろうさ。
マゴロク殿! 無礼を承知でお願いするどうか俺に新しい刀を――
っ!

よく反応したな。首を飛ばすつもりだったんだぜ?
その首がつながってるうちに、俺の前から失せるんだな。




思い出4


帆をあげろ。
1よっしゃあ! いくぞ、オラァァ!
1何日もしつけぇですね、あの野郎。どうします?
放っとけ。漁の方が大事だ。

行っちゃったね。
【漁村の男】
あんたらも毎日毎日懲りねぇなぁ。
諦めるわけにはいかないからな。しかし、海賊というよりほとんど漁師なのだな。
マゴロクさんは、俺らの村を守ってくれてるだけだ。そのせいで海賊扱いよ。
KUMANO海賊はTAIRAに追われて、逃げてきたんだよ。ほとんどが元武士だ。

マゴロクさん達は村を襲うTAIRAと戦ってくれてな。それがなきゃあ、ただの漁師だよ。
ふ~ん。でも、どうして刀を作ってくれないのかしら?
5それは俺の口からは言えねぇな。ま、いろいろあったんだよ。
【村娘】
大変よ!
5どうした?
TAIRAが襲ってきたの! 村から早く逃げないと!

 ***

1クソがっ! 俺たちが漁に出てる隙に……
……急ぐぞ。

 ***

っ!
マゴロクさん!
TAIRAは?
あいつらなら、アタシたちで追っ払ってやったわ!
みなさん、無事です。
安心しろ。村にフェイタルダメージはない。
……礼は言う。
5だったらよ、マゴロクさん、この兄ちゃんに刀を作ってやったらどうだい?
……悪いが、それは無理だ。



思い出5


ねェねェ、いいじゃない。刀を作ってくれてもさ。
貸しは、いずれ返す。だが、それとこれとは話が別だ。
なにか並々ならぬログがあるとアナライズする。だが、無礼を承知でお聞かせ願いたい。
…………
……俺にはアンドロイドの友がいた。
このポイントセトウチで出会った剣士だ。もともとTAIRA相手に喧嘩してたのは、あいつでな。
俺は同じ剣士として互いに切磋琢磨し、技を競った。だが、才能では勝てなかった。
あいつの剣術は美しく、そして強かった。俺は自分の技では太刀打ちできないと悟った。
不思議と嫉妬はなかった。むしろ憧れた。そればどの差だったからな。
俺は剣士の端くれとして、そして鍛冶師として、友の剣術を完璧にしたかった。
奴の腕に見合う刀がなかった。だから俺は、あいつの技に並ぶ刀を鍛えあげた。
それがすべての間違いだった……皮肉なことに、俺の作った刀をTAIRAの連中がほしがった。
あいつは刀を手放さず、TAIRAの将に狙われた。最後は多勢に無勢だったそうだ。
俺の刀が友を殺した。俺はもう刀を作るべきじゃない。その資格がない。
……その刀は?
TAIRAの将に奪われたよ。俺がTAIRAと戦うのは、あの刀を取り戻すためだ。
だから、俺は新しい刀を作る気になれない。悪いな。
……あいわかった。申し訳ない。不躾なことをきいた。

大変だ!
1どうした!?
だ、大船団だ! TAIRAの連中が攻めてきやがった!

<海には数多の船がひしめいていた。>
村の人間を逃がす準備をしろ。俺は時間を稼ぐ。
1わかりました!
主人公、お前たちも、逃げろ。俺はTAIRAと戦わねばならない。
シャナオウを置いて逃げられないわね。アタシたちも手伝うわ!
はい!
1お頭!
村の連中はどうした?
1逃げるくらいなら戦って死ぬ。みんな、そう言ってます。
バカが……死ぬぞ。
まだそうとは決まっていない。俺に策がある。




思い出6 (友情覚醒)


あの兄ちゃんの策どおり、俺たちが囮になって、連中を誘い込む。
死ぬなよ。

よう、TAIRAの大将!仰々しくがん首そろえてやってくるなんざ、無粋じゃないか?俺たちに何の用だ?

ステータス『シレタコト』ナリ! キサマラハ、ステータス『アクギャクノカギリ』ヲツクス『カイゾク』ナリ。
ワガ<HIZAMARU>ノ『サビ』トナレ!!
『熱源反応確認―戦術支援兵装<SAYA>起動―拘束解除申請―許可。攻撃ヲ開始シマス。』
フハハハ! ミズカラキタエタ『カタナ』デ、シネ!!
……やっとみつけた。
お前が、あいつを殺したのかっ!! その刀を返しやがれ!!
コノ『メイトウ』ハ、TAIRAニコソ、フサワシイ!!
がっ!!
『ビームチェインガン使用ヲ提言――許可――』
っ!

放せ! あれは、あいつの刀だ!
落ちつきなさいよ!! アンタがしっかりしないと、みんな死んじゃうのよ!!
……わかった。いったん、退くぞ。
ステータス『アッパレ』ナリ。トノハ、TAIRAイチノ、ツワモノ!!
ステータス『コソバユイ』ナリ。『カイゾク』が、ヨワイダケ。
グワッ!
掛かれぇぇぇ!!
「「「うおおおおおおっ!」」」
ステータス『ヒキョウセンバン』!
奇襲が卑怯なら、数で攻めるのも大概だろ?
ワレハ、「イッキトウセン」ナリ! HIZAMARUガアレバ、ヘイナド、イラヌ!!
それは、あいつの刀だ。返してもらうぜ……
ステータス『ワラワセル』ナリ。『マンシンソウイ』デ、ナニガデキル!?
『レールガン起動ヲ提言――許可――』
シネ!!
『――システムエラー。レールガン起動ヲ撤回。戦術レベル、フェイズ2二移行。』
コレハ、ドウイウコトダ!? ナゼ<SAYA>ガ、キドウシナイ!?
……HIZAMARUの鞘は、戦場で確実に敵を一掃するためにある。どうしてだかわかるか?
本物の武者と一騎討ちするためだ。お前と俺の勝負を邪魔する奴がいないなら、もう鞘は必ないだろ?
オ、オノレェェェェ!
<マゴロクの大槌が、HIZAMARUを横から叩いた刹那――
――音を立てて刀身が折れた。>
オノレ! HIZAMARUヲ……ソレデモ、『ケンシ』ナリヤ!?
俺は、剣士じゃなくて刀鍛冶だよ。叩くのが仕事でな!!
ステータス『ムネン』ナリ……

大将は討ち取った!! これ以上の戦闘は、無用デフォルトなり!!
<大将を失ったTAIRAの兵たちは逃げるようにひいていった。>
終わったか……すまない、HIZAMARU、お前を叩き折るしか、なかった。許してくれ。
『――マゴ……ロク……聞こえ…………死ぬ前にログを残す。悪い、下手を打った。』
この声……!? まさか!?
『お前のことだろうからHIZAMARUのせいでこうなったとか考えてるだろうな。
だとしたら、そりゃ違うぜ。俺の勝利も敗北も、まとめて全部、俺だけのもんだ。それを奪う権利は誰にもない。
……刀、作り続けろよ。あの世にまで評判が届くくらいの名刀を、作ってみせな。楽しみに待ってるぜ――』
好きなことだけ言いやがって……バカが……
――
この光……俺に刀を作れと言うのか?
作るべきだ! マゴロク殿の刀には、それだけの価値がある。
…………
自ら折った刀に謝罪していたのを見た。あなたは刀そのものを憎んではいないはずだ。
……仮に俺が刀を作るとしてどんな価値がある?いや、お前は俺の刀に、どんな価値をくれる?
俺ならば、マゴロク殿の刀で平和を作ってみせる!
人斬りの道具で、平和な世を作るか……酔狂だな……
まあ、それが本当のことになれば、あの世まで届くかもしれないな……
わかった。お前のために刀を鍛えよう。代わりに、お前のバカげた夢、特等席で見物させてもらうぜ。
いいだろう! 最後まで俺の成すことを、見届けてみせよ!

ああ。あの世のバカが驚くくらいでかいことをしてみせな。






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