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【白猫】ブルー・思い出

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最終更新者:にゃん


ブルー・ナテュール cv.小野友樹
動物保護団体<シェルター>のリーダー。
動物を救うためならどこまでも。


思い出1


ブルーだ。よろしく頼む。

こちらこそよろしくお願いします♪

vギーギー。

あら? プルーさん、そのドラゴンは確か……

青龍だ。匂いで生物を感知する能力を持っている。

キャトラくんが小屋の裏に隠れているのもお見通しだ。

キャトラったら、今朝から姿が見えないと思ったらそんなところに……

…………

ブルーさんは動物を保護するために、世界を旅してまわってるんですよね?

そうだ。私は、主に絶滅危惧種や未確認生物の保護を行っている。

それ以外にも、ギルドから環境調査を依頼されたりもしている。

……それにしても、空飛ぶ島とは……

珍しいですか?

ああ。この島にはどんな動物たちが……

よかったら調査していってください。保護できる動物がいるかもしれないので。

恩に着る。


 ***


木に穴が……これはモモンガの巣だな。ということは、キツツキもどこかに……

ブルーさんが木の上に……それもあんな高いところに……

落ちなければいいけど……

……こんなものか。次は向こうの池を……ん?

この鳥はアカハシウシツツキ。なぜこんなところに……

あ、そのクチバシの赤い小鳥は最近そこに住み始めて……

いかんな。

えっ?

この島には牛や鹿などの陸生動物はいない。これではこの子の餌が……

このアカハシウシツツキは私が保護しよう。

はあ……

あれは星たぬき……?

キュキュ~♪

ふふ、ご苦労様。家の修理は終わったみたいね。

星たぬきになにをさせている?

<ブルーは木から飛び降りた。>

え、えっと……大工仕事を少々……

星たぬきをそんな風に扱うなど……

星たぬきたちはね、みんなのために善意で働いてくれてるのよ。

キャトラくんか。今までなぜ隠れていた?

アンタにあちこち触られるのがイヤだからよ。

そうか。では触れずに観察することにしよう。

同じことよ!

そう言わずに。

ち、近づかないでよ! ぎにゃー!!!

……素晴らしい脚力だ。500メートルを超えてもあの速度を維持している。

子猫でありながら、チーターを上回る潜在能力。実に興味深い。




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思い出2



あれ? ブルーのドラゴンは?

本拠地に置いてきた。

なんで?

青龍にはあまり負担をかけたくないのでな。外出は一月に4回までと決めている。

それはちょっと過保護すぎないかしら……

ブルーさんって動物保護団体のリーダーなんですよね?

そうだ。

メンバーは何人くらいいるんですか?

保護された動物を施設で管理する者が16名。

調査活動を行う者が私を含め4名。総勢20名だ。

えっ? 調査はたった4人?

4人とはいえ、私の部下は陸・海・空のスペシャリストたちだ。

私も彼らをサポートできるように日々、特殊な訓練を行い、心身を鍛えている。

そこまでする必要あるの?

動物たちは安全な場所にいるとは限らない。特に未確認生物は過酷な環境下に身を置きやすい。

そういったところへ調査に赴くには相応の技術と体力がいる。

ときには、でくわした密猟者や猛獣を相手にすることだってある。

だから、保護する人自身も強くないといけないんですね。

そうだ。ちなみに生態系のことを考え、重火器や毒などの強力な武器の使用も禁じている。

いろいろと大変そうね。

そうでもないさ。困ったときは動物たちが助けてくれるのでな。

へっ? なんでそんなことに?

私は動物と会話ができるんだ。

人間が動物と? みょうな特技ね。

君に言われたくないのだが……

ふだん動物たちと、どんな会話をしてるんですか?

相談を持ちかけられることが多い。

ヘー、たとえば?

以前、キャトラくんのような知性をもったリスネズミに、ドングリ拾いを頼まれたことがある。

そのついでにドングリゴマやネックレスの作り方を教えてあげた。

……ほかには?

巨大なウサギに新しいあだ名を考えてくれと頼まれたこともあった。

キャベツ泥棒ではあまりに不惘だったのでな。キャベツハンターと名付けてやった。

あんまり変わってない気が……

サーカステントから逃げだしたグレイルジャガーを説得したこともある。

流れで、サーカスショーにも参加した。

そういえば、私から相談を持ちかけたこともあったな。

ほほう。どんな?

どうやったら人間の友達ができるのか……と。

……聞かなかったことにするわ。



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思い出3


けぷっ……

いや~、青空の下で食べるカニカマは最高ね~。

…………

ふわ~、なんだかお腹がいっはいで眠くなってきたわ……

おやすみなさい……

おやすみ。

…………

どうした? 気にせずに寝ろ。

ぎにゃー!? いつのまにそこに!

3時間くらい前からずっと君のそばにいた。

おかげでいいデータがとれた。まさか、猫なのに釣りをたしなむとは。

う、嘘でしょ! ほんとにずっとアタシのそばに……けど、どうやってバレずに……

私は気配を完全に消すことができるんだ。

はあ? どうしてそんなことできんのよ?

両親が狩人でな。私は幼い頃から狩りの技術を叩き込まれている。

動物たちの鳴き声を聞き分ける能力もそのとき身についた。

そ、そう……

あれ? でもどうしてそこから動物保護団体を?

…………

……ピーナッツでも食べるか?

ごういんに話をそらしたわ!?

キャトラー! ブルーさ~ん!

お、アイリスが呼んでるわ。なにようかしら。

大変よー! オランウータンが小屋で暴れているわー!

ななな、なんでそんなのがいんのよ!

私の友達だ。

はあん!?

きゃー!? オランウータンがタンバリンを叩きはじめたわー!

遊びたい年頃なんだ。許してやってくれ。

知らんわ!



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思い出4



ほんとにこんなところに未確認生物がいるの?

目撃情報があったからな。

どんな?

全身が黒い霧に覆われ、鋭い爪を持っていたと聞く。

そんな動物いるわけないでしょ……デマなんじゃない?

だとしても、可能性がゼロでない限り、私は調査を続ける。

急ぐぞ。動物保護は時間との戦いだ。

急ぐったって、洞窟の中は薄暗くて道が……

見てあそこ! なにかいるわ!

あ、あれは……!?

カムイじゃない! おお~い!

ガウ!!!

ぎにゃ!? どどど、どうして怒ってるのよ!

もしかして本物の熊なんじゃ……

まったく、まぎらわしい見た目してんだから……

グルルルゥ……

人間を警戒してるみたいね。

ん? 背後になにか……

子熊だわ!? しかもケガしてる……!

大変だ。すぐに手当を。

ブルーさん待って! 不用意に子熊に近づいたら……

ガウガウ!

<熊は猛り狂い、ブルーの肩を爪で切り裂いた。

ブルーさん!?

へ、平気だ……

…………

グルルルゥ……

私を信じてくれ。子熊を救いたいんだ……

…………

ありがとう。

<ブルーは子熊を抱きかかえた。>

ブルーさんの言葉を熊が理解した……?

動物と会話できるってのは本当みたいね。

子熊の傷が思ったよりも深い……獣医に診せる必要があるな。

ともかく外に出よう。

狭い洞窟で助かったわね。そこの道を一直線に進めばすぐ出られるわ。

えっ? 待って、あれは……

あれは闇の魔獣……!

闇のことを知ってるの?

少しな。そんなことよりも……

あの魔獣……入り口をふさいでるわ。

……む……

アンタは戦わなくていいわ。子熊を守ることに専念して。

というわけで主人公! やっちゃいなさーい!

――!


さっすが主人公!

これで洞窟の外に出られるわ。

……ふう。外の空気がおいしいわ。

のんびりしてる場合じゃないよ。早く子熊を……

そうだった……って、あれ? ブルーはまだ洞窟の中?

子熊がケガをしてるから慎重に歩いているのね。

それで医者に間に合わなかったら本末転倒じゃない!

おお~い! 早く――

<突然、洞窟の天井が崩れ落ち、瓦磯の山が入り口をふさいだ。>




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思い出5



「てやあ!!!

くっ……この土砂の量では、削るのがやっとか……」


『…………』

「心配するな。子熊は私が必ず――ぐうっ!」

ブルーの肩から血が滴り落ちる。

『すいません……私のつけた傷のせいで……』

「……気にするな。」

『どうしてそこまでするんですか……』

「…………」

『私たち動物の命なんて、人間には関係……』

「あるさ。私はその動物に命を救われたのだから。

「……そう。あれは君にそっくりな熊だった。」

『えっ?』

「私は12の頃、初めて一人で狩りを行った。そのとき、罪もない一匹の熊を殺した。

銃の引き金を引くことにためらいはなかった……

猛獣を狩ることは、人々の暮らしを守るためだと思っていたからだ。

しかし、気づかなかった……その殺した熊のそばに子熊がいたことに……

……私は狩りをやめた。そしてその子熊に<ベティ>と名付け、親熊の代わりに懸命に育てた。

なついてはくれなかったがな……

そして6年の歳月が流れ……事件は起こった。

ベティの親の墓参りを終え、森を出ようとしたとき、不運にも闇の魔獣に襲われたのだ。

私は恐怖から逃げることもできずに、その場で震えるしかなかった……

死を覚悟したそのとき……ベティが助けにやってきた。

ベティは私をかばうように必死に戦い、魔獣を追い払った。

しかし、そのときにベティは致命傷を負い…………死んでしまった。

私は後悔した。親を殺し……ベティ自身も殺してしまった……

全て、私のせいだ……」

『…………』

「そのとき私は決めたんだ。

今度は、私が命がけで守る番だと。」

『…………』

「……さて、肩の痛みも引いてきた。

もう一踏ん張りだ。

『待ってください。私も手伝います』

「ん? 瓦傑の隙間から光が……」




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思い出6 (友情覚醒)



「なんだこの光は……瓦疎が崩れて……」

「おお~い! だいじょうぶー!」

「この声はキャトラくんか。そうか、これは彼らの……」

『でも、瓦傑に小さな穴があいただけで通れる隙間なんて……』


 ***


どうしよう……ルーンの力でもここまでが限界……

あとはまかせるでまんねん。

アンタたちは……

ギーギー。

青龍がアニキの居場所を教えてくれたんだ。

ドラゴンあるところにタイガーありだ!

みなさん、助かります……

俺のことも忘れてもらっちゃ困るぜ。

ねず吉!? どうしてアンタがここに……

ドングリの借りがあるからな。

プー、プー。

ド、ドロちゃん!?

<グレイルジャガーがあらわれた!>

ピレスタんとこのポテトまで……

動物たちがどんどん集まってくる……

みんなブルーに恩返ししたいのさ。

……おおいにこしたことはないわ。

みんな! 瓦傑をどかすの手伝って!


 ***


「これはいったい……」

『動物たちが力を合わせて瓦傑を……

まさかこんなことが……』

「みんな……ありがとう……」


 ***


よし! ナイスバイソン! 今の体当たりでだいぶ砕けたぞ!

瓦傑の破片を運ばないと。

やったるで~!

えっほ……えっほ……ふう。

遅っ!? 瓦傑一つ運ぶのに日が暮れるぞ!

いいかい! 鼻で瓦傑を掴んだら、ウィリーだよ!

パオオオオンッ!!!

シュシュさんがゾウを乗りこなしてるわ!?

……なんだっていいわ。

さあ、この調子で一気に掘るわよ!

キリンにライオン……マングースにカエルまで……

気がつけば草食動物や肉食動物だけでなく、虫までもが一丸となり、瓦篠の山を掘っていた。


 ***


君たちのおかげで助かった。礼を言う。

いえ、あのとき頑張ってくれたのはほとんど動物たちですし……

それで、あの子熊はどうなったの? 施設で面倒みてるのよね?

ああ。子熊の怪我は順調に回復している。

すぐに野生に帰せるだろう。

早く、親熊に会わせてあげたいですね。

ああ。


さて、いくか。

どこに?

火山のふもとにあるドラゴンの巣だ。

うへ~、そんなところまで調査しにいくの……

当然だ。

ふふ、がんばってください♪


救いを求める声がある限り……

これからも私は世界中の動物たちを守り続ける。




動物たちの救世主


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その他



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画像説明
ブルーブルー・ナテュール cv.小野友樹
動物保護団体<シェルター>のリーダー。
動物を救うためならどこまでも。

人物紹介
画像詳細
ブルーブルー・ナテュール cv.小野友樹
動物保護団体<シェルター>のリーダー。
動物を救うためならどこまでも。
シュシュシュシュ・チューチュエ cv.日笠陽子
霊鳥<朱雀>をその身に宿す少女。
その昔はヤンチャだった。
ティガロティガロ・ハウ cv.増田俊樹
人呼んで<陸のティガロ>
この男、まさしくタイガーである。
ミンミンミンミン・チェン cv.高木美佑
パンダに変身する少女。
常に端的である。
トルチェトルチェ・スルス cv.久保エリカ
幼い亀の人魚。
陸上ではのろまだが、海中を飛ぶように遊泳する。

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