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ブラッド・思い出

 
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ストーリーまとめ

100億$$$の男
ブラット・ガンビーノ
人呼んで<100億$$$>の男。
粗暴だが、人にも猫にも分け隔てなく接する。



思い出1



 ――娯楽の島、<ジョカ>――

 そこでの冒険を終えた主人公たちは、
 新たな仲間を迎えていた。

 ブラッド 
へぇ~……!
ここがウワサの飛行島かァ~……!

 キャトラ 
どんなモンよ?
借金にしばられてた
アンタには、まるで天国でしょ?

 ブラッド 
ああ……!
超、『自由!!』ってカンジがするぜ……!

 キャトラ 
もうお金の心配はいらないと思うわよ?

 ブラッド 
あン? オメーらもしかして、
すげェ金持ちだったのか!?

 キャトラ 
ううん、違うわ。この島、金脈があるの。

 ブラッド 
…………はァア!?

じょ、冗談だよなァ……?
自由に空を行き来できて、
その上金脈だなんて……

 アイリス 
これが……事実なんです……

 ブラッド 
おお……マジか……
いままでの俺の人生は、
なんだったんだってカンジだぜ……

 キャトラ 
そこ悔やんでもしょうかないわ!
出会えた幸運に感謝しましょう!

 ブラッド 
おお、いいこと言うぜキャトラ!

――改めて、ブラッドだ。
ま、戦闘技術だったら
それなりにあるつもりだぜ。

今後とも、よろしくな!

思い出2

 キャトラ 
ねーねーブラッドー、あらためて、
アンタのことを語ってくんな~い?

 ブラッド 
おう、いいぜ。
まず俺は、孤児だった。

 キャトラ 
ホホホウ。

 ブラッド 
一番昔の記憶は、九つ上のねえちゃんに
なだめてもらってるとこだな。

 アイリス 
お姉さん、九つ離れているんですね。

 キャトラ 
なだめられてた……ってことは、
ちっちゃい頃は泣き虫だったの?

 ブラッド 
三つか四つの頃だぜ?
そりゃァ泣きもするだろ。

その頃のねえちゃんは、俺にとって、
母親代わりでもあった
……すっげェ尊敬してたさ。

ねえちゃん、八歳ぐらいで、
もうチンピラのしたりしてたらしいからな。

 キャトラ 
きょ、凶暴だったの……?

 ブラッド 
なこともねェんだけどな……
カッとなると、手がつけられなかった。

一回、イタズラを怒られてな。
ビルのてっぺんに、一晩中しぼりつけられた。
怖かったぜェ……超反省した……

 キャトラ 
そうでしょうねぇ……

 アイリス 
あ、大丈夫ですか?
高いところ、怖くありません?

 ブラッド 
トラウマになった、とかでか?
それはなかったりすンのよ。

『たいした景色じゃねえだろ?』ってな。
世界はもっと、広いって……

 キャトラ 
おお……グローバル……!

 ブラッド 
しっかしまぁ、
そんなこともずっと忘れてたぜ。

思い出してりゃ、ずっと島から出ねェなんて
こともなかったはずだよなァ……

教育してくれたねえちゃんに申し訳ねェや。

 アイリス 
……ふふふ……♪
ブラットさん、お姉さんのこと
大好きなんですね♪

 ブラッド 
よせやい、ガキの頃の話だぜ。

 アイリス 
ふふふふ……♪

思い出3


 キャトラ 
そんで、おねえちゃん子だった
ブラッドは、いかにして
ギャングになっちゃったワケ?

 ブラッド 
俺が六つ、ねえちゃんが十五のときか。
ねえちゃん、島をぶっ壊してさ。

で、呆然としてた俺が、
ギャングに見つかったのよ。
元凶の家族として。

 アイリス 
そ、それは……!
大丈夫だったんですか……!?

 ブラッド 
ツイてたんだな。
俺を拾ってくれたおやっさんは、
話のわかる人だった。

ギャングとしてでもいい、
地道に働いて、島の復興を
手助けしよう、って思えたんだ。

 キャトラ 
へぇ……!

 ブラッド 
ま、とはいえ。形としては、
俺は借金を負うことにはなった。

 キャトラ 
ふむふむ。

 ブラッド 
ゴツゴツ返済してたんだが……
おやっさん、内部抗争でやられちまってな……

 アイリス 
!! それは……

 ブラッド 
そういう世界だったんだし、
おやっさんも戦った。
だから、しゃァねェこった。

そっからが散々だった。
俺の後見人に、ニイさんが――


ヴィンセント
呼んだァ~ン?

 ブラッド 
ニイさん!?どっから出てくんだよ!?
島はどうしたんだ!?

ヴィンセント
ちょっとくらいいいでしょ~?
お散歩くらいさァ~ン?

 ブラッド 
散歩って、ここ、空の上だぞ……!?

ヴィンセント
それでね。あたしはブラットちゃんに、
とっても厳しく接したのよ。

 ブラッド 
  話聞いてたのか!?

ヴィンセント
万に一つも逃げ出さないよう、
さらに借金を増やしてあげたわァ~ン♪
我ながら、名案だったと思うの♪

 ブラッド 
なことねェだろ……借金増える度に、
こっちは絶望したんだが……

ヴィンセント
でも、コイツはバカみたいに真っ直ぐだから。

 ブラッド 
      あァ!?

ヴィンセント
そもそもあんたの借金は、
女神の肩代わりでしょ?
でも……一度も、恨まなかった。違う?

 ブラッド 
まァ……そうだな……

ヴィンセント
だから、思う存分
いじめられたのよねェ~ン♪

 ブラッド 
オィイ!? わざとかよ!!

 キャトラ 
なんか……ねじくれた関係ね……

ヴィンセント
これも<愛>ゆえに、よ♪

 アイリス 
う~ん……難しいですね……

思い出4


 キャトラ 
結構アンタの過去って堀り甲斐があるわね。

 ブラッド 
そうかァ?
真面目に人生進めてくりゃァ、
こんくらい誰にでもあンだろ?

 キャトラ 
かもしれないし違うかも。
ねえ、ブラットのお姉さんって
どんな人だったの?

そういやさ、大暴れした挙句、
島からいなくなったわけよね?なんで?

 ブラッド 
駆け落ちだ。

 キャトラ 
     ぶっ!!!

 アイリス 
きゃ、キャトラ……

 ブラッド 
破壊の限りを尽くしてたねえちゃんは、
ある男に一目惚れしたんだ。

で、求婚して、オッケー出て、
そのまま二人で去ってった。

 アイリス 
も、ものすごいスピードですね……

 キャトラ 
弟のアンタとしてはどう思った?

 ブラッド 
ポカーンだったぜ。

 キャトラ 
そうよねえ……

 ブラッド 
でも、ちらっと見ただけだけど、旦那さん、
めちゃくちゃ優しそうな人だったし。

ティナを見てりゃあ、な……
幸せなんだろうな、って、安心できるからよ。

 キャトラ 
ふっふふ~ん?

 ブラッド 
なんだよ?

 キャトラ 
『ぼくのおねえちゃんをとるなー!』
……とは、思わなかったの?

 ブラッド 
いやいや、ないない。
ねえちゃんのことは尊敬してたが、
依存はしてなかったつもりだ。

 キャトラ 
そうでもないでしょ?
ティナに指摘されてたじゃん。

 ブラッド 
まァ、あれは目からウロコだったけどよ……
衝撃を受けたのは、俺よりもむしろ――

ヴィンセント
あたしよねェ?

 ブラッド 
やっぱ出たなニイさん!
わかったぞ、ヒマなんだろ!?

ヴィンセント
ひどいわァ~ン。
バラバラになったギャングを
まとめるのに、大忙しなのに。

 ブラッド 
なら、一々顔出さなくても――

ヴィンセント
――そう、ショックだった。
あたしが恋に落ちたと同時に、
女神は去って行った……

 ブラッド 
はぁ……

ヴィンセント
しかも、結婚して、ね……

 キャトラ 
ちょっと、ヴィンセント?
平気? 泣いてるの?

ヴィンセント
泣いてな~~~イ♪

むしろあたしは、この愛が
高次元だと確信したわ。
真の愛は、そう、見返りを要求しない!

あたしを満たすのは、
究極の、<……ああ愛ッ>!

苦情の一つもありゃしないワよ♪

 キャトラ 
ふ~ん。

思い出5


 ブラッド 
ニイさんのせいで、中々話が進まねェ!

 キャトラ 
そうねぇ。

 ブラッド 
だから今日は、
ぜひ遊びに来てくれって言っておいた。

 キャトラ 
えっ!?

 ブラッド 
ヒネクレモノのあの人のことだ。
これで逆にこねェだろ。

か、メッチャ念入りに準備してくるか。
どっちにしろしばらく安全だ。

 キャトラ 
……アンタがそう思うんなら
いいんだけどね……

 アイリス 
どうしてそこまでするんです?

 ブラッド 
真面目な話がしたくてなァ……

 アイリス 
真面目な話……?

 ブラッド 
20年前、ねえちゃんは、
多分、<暴走>してたんだ。

きっかけは、俺がギャングの
下っ端に小突かれた、とかなんだがよ……

拍車がかかって、暴れまくるねえちゃんは……
自分を制御できないみたいだった。

そんときは、偶然通りかかって、
不思議な力でそれを鎮めてくれた人がいて。

それがねえちゃんの
旦那さんになったわけだけどよ……

 キャトラ 
うん。

 アイリス 
……あっ……!
もしかして、ティナちゃんも……

 ブラッド 
そう。いつあンときの
ねえちゃんみてェにならないとも限らねエ。

 キャトラ 
でも、ティナの場合は
暴走しない、ってこともありえない?

 ブラッド 
あり得る。けど、わからねェ。

もし、そんなときが、来ちまったらよ……
俺に、止めることが出来るだろうかって、よ……

 キャトラ 
なるほど、保護者の悩みね……
でも、きっと大丈夫!
アタシたちにも、奥の手があるわ!

 ブラッド 
あン?

 アイリス 
百聞は一見にしかず!
さあ、主人公!見せてやりましょう!

思い出6 (友情覚醒)


 ブラッド 
ンだ……こりゃ……?

 アイリス 
ルーンの光……主人公と育んだ絆は、
奇跡をもたらすんです。

 ブラッド 
マジかよ……!すげェなこりゃ……!

なんだか……俺まで
力が湧いてくるみてェだ……!

 キャトラ 
へっへ~ん♪ どう♪

……たしかにね。ティナがもし暴走したら、
一人で止めるのは大変かもしれないけど……

でも大丈夫!みんなで力を合わせて、
なんとか止めればいいのよ!

 ブラッド 
そっか……だな!ありがとよ、
キャトラ!アイリス、主人公!

まったく……らしくねェ。決まってねェ
未来のことで、うじうじ悩むだなん――

ヴィンセント
ピカァ~~~~ン♪

 ブラッド 
ニイさん!?
ンだよ、結局来ンのかよ!

ヴィンセント
ブラッドちゃ~ン、
あたしとも絆を育みましょ~♪
光るわよ~、力与えるわよ~♪

 ブラッド 
いらねェって!あんたはまず、
あの島に力を取り戻させろ!

ヴィンセント
――あら。マトモなこと言うじゃない。
ま、そうだな。

 ブラッド 
……ニイさん?

ヴィンセント
まずは、<闇>との関係を、
完全に絶ち切ることだ。

こないだのでそれは出来たが……
油断はできねェ。

第二、第三のコステロが
現れねェとも限らねェ。

だからオレは、目を光らせてる。
それかオレなりの、ケジメってやつだ。

 アイリス 
ヴィンセントさん……!

 ブラッド 
……すまねェ、ニイさん。
俺、あんたはただ暇なんだと思ってた。

ヴィンセント
バ~力、ホントに暇なら
一々帰りゃしねェよ、だろ?

 ブラッド 
そうだな。

ヴィンセント
……みなさま。
出来の悪い弟でご迷惑おかけすると
思いますが、よろしくお願いいたします。
私も、カタをつけ次第、
ご助力に参りたいと思いますので。

 アイリス 
いいえ、こちらこそ、
ブラッドさんには助けられてます♪

ヴィンセント
もったいないお言葉……

 ブラッド 
おィニイさん!?
なんであんたがシメんだよ!?
しれっと弟ってなンだよ!?
助力に参るゥ!?
来る気かあんたまで!?

 キャトラ 
ブラット、ツッコミが
ぐちゃぐちゃしてるわよ?

 ブラッド 
あァ!?

 キャトラ 
こういうときはね、一言でいいの。
真似してごらんなさい。
ぎにゃー!

 ブラッド 
ぎにゃー!
――って、違くてよォ!?

 アイリス 
ふふふふふ……♪





ヴィンセント
”主様”……

 主人公  
――?

ヴィンセント
何卒……!

 主人公  
――♪



鎖を噛み千切った狂犬

その他

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相関図

叔父
ブラッドティナファルファラ

ギャング
おやっさんヴィンセント

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