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ファム・思い出

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最終更新者:にゃん

ファム・リリー CV:花澤香菜
夜のない天上岬という場所に住む少女。
姉のフェルチとともに調香師を生業としている。


メインストーリー
飛行島の思い出 
友情覚醒画像その他相関図


思い出1


あら? なにかいい香りがするわ。

とってもいい匂い……

ふふふ、この島は、不思議な香りがしますね。

こんにちは、旅の方ですか?

くんくん……アンタって、ずいぶんいい匂いがするのね!

ふふふ……きっと私が持ち歩いている香料の匂いですね。

香料を?

私は調香師のファムです。いろんな香りを探して、旅をしているんですよ。

すてきなお仕事ですね!

香りを? どうやって集めるの?

いい香りだなと思ったものを、メモしたりするの。

白い子猫ちゃんは、石鹸とお日様の匂い、とか。

くんくん。そんな香りする……?

……うーんと、カニカマの匂い?

集めた香りのイメージから、新しい香りを作っていくんですよ。

イメージが大事なんですね。

そうなんだよ、この島にいれば、すてきな香りが作れそうです。

きっとカニカマの匂いね。

…………いいかもしれませんね!

いいのっ!?


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思い出2


主人公さん、ありがとうございます。

うわあ、立派な葉っぱですね。これなら成分が抽出できそう。早速準備しなきゃ。

なになに?  ……ずいぶんおっきな葉っぱだけど……?

これは<森の女王>といわれている植物の葉っぱです。ご存知ですか?

森の……女王!? いったい何をしてるの?

みんなでファムさんを手伝ってるんだよ。

せっかく飛行島にお邪魔したので、この島をイメージした香水を作ってみたくて。

はあ……?

この葉っぱ、刺激的な匂いですね。こういった香りもアクセントに

使えば、よりよい香りになるんですよ。

身近な植物にも、いろんな香りが隠れてるのね……!

……あれって、そもそも植物なの?

どんな香料ができるか、楽しみです。

香料からつくるなんて、本格的ねえ。……材料はあれだけど。

この島にあった香水には、島のちかくで集めた香料を使うのが、一番ですから。

ファムさん、次は何を集めればいいですか?

ありがとうございます! でしたら次は、こちらの島の洞窟に伺いましょう。

洞窟? そんなところに香料が?

はい。この洞窟にはコケがたくさん生えてるそうなんです。

いい匂いのコケがあるかもしれませんから。

コケねえ……この調子でいくつ集めるつもり?

200種類ほどサンプルが集まれば、きっといい香料ができますよ。

200種類!? そんなに!?

ふふふ、本当はもっと集めたいですけど、種類よりもイメージが大事ですから。

たいへんな仕事なのねえ……


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思い出3



<急場ごしらえの工房には、フラスコや蒸留器が並べられている。>

うわあ、本格的ですね!

はい、星たぬきさんに頑張っていただいたんです。

お礼に、すてきな香りをお届けしますね。

楽しみです!

まるで実験室ねー。今は何をしてるの?

いま、サンプルから香料をつくって、いろいろ試しているところです。

ちっちゃな瓶がいっぱいね? これ、みんな香水のもと?

そうです。この香りを、調合して……

どんな匂いなのかしら?くんくん。

あっ! キャトラさん、ダメですっ!

フギャッ!? なっ、なにこれ、すごい匂い!

鼻がおかしくなるかと思った……!

これは香水の原液で、香りが強すぎるから……薄めると、ほら。良い香りでしょ?

……ああ、本当だ~! うう、でもさっきのでまだ頭がクラクラしてるわ。

大丈夫、キャトラ?

なんだかアイリスが二人に見えてきたわ!

ごめんなさい、先にいっておけばよかったですね。

だ、大丈夫よ、気にしないで…………? ……?

何か……何か、思い出しそう!?

人間や動物は、見たものよりも嗅いだものをよく覚えてるの。

もしかして……

いまの匂いで、キャトラの記憶の扉が……!

すごく重要なこと思い出したわ!

キャトラさん、何を思い出したんですか!?

カニカマを買ってきてっていうの、忘れてたわ!

……えーと、今度、ヘレナさんに頼んでおこうね?


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思い出4



<ファムは、いくつかの小瓶をもってきた。>

それでは、最初の試作品から、試してくださいね。

くんくん……

…………これは、葉っぱの匂い?

それに……お日様の匂いかな?

日差しに照らされる、草原のイメージです。

草原ねえ……たしかに、日向ぼっこしてる感じ……

本当、心が落ち着く感じね……

次はこれですね……これは、飛行島に咲くお花のイメージなんです。

くんくん……たしかに、ちょっと懐かしい感じ!

私たちの周りには、こんな香りがあったのね……

さっきの匂いと全然ちがう感じなのね?

香りを組み合わせれば、いろんな香りになるんですよ。

カニカマの匂いもできる?

できると思います。……キャトラさんって食いしん坊さんなんですね?

いい匂いったらカニカマでしょ?

では、つぎの試作品をお願いします。


 ***


すごいですね、どれもすごくいい香りです。

ありがとうございます。では……どれが一番、飛行島らしかったでしょうか。

どれかといわれても……ねえ。

みんな素敵な香りでしかたら……

…………そうですか。……きっと、なにか足りないんですね。

ファムさん……

もっと頑張ってみますね。さっそく香料を探しに行ってきます!

もうそろそろ暗くなるわ。明日にしたら?

暗く……

どうしたの、ファム?

なんでも、ありません……


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思い出5


流れ星を見たら、お願い事をするんです。願いがかなうように。

そうなんですね。私もやってみたいですけど、やっぱり怖くて……

そういえばアンタ、毎日暗くなる前にベッドにはいっちゃうもんね。

はい……夜になると、不安で。

空一面が、闇に覆われて……このまま、光が戻ってこないんじゃないかって……

そんなに夜が怖いなんて……何かあったの?

私の故郷には、夜がないんです。きっと、そのせいですね。

ええっ? 夜がないの?

私の故郷は、常に光があふれていて、一年中草花が茂っているんです。

そんなところがあるのねー。

だから私は、光に覆われた世界しか知らなくて……

ファムさん、よかったら……今夜、みんなで夜を見てみませんか?

よ、夜を……!?


 ***


日が暮れてきたわねー。

ファムさん、目を開けて。

<暮れなずむ街に、明かりがともり始める。>

……これが、夜……?

そうよー。これが飛行島の夜。

……見慣れたと思ってたけど、改めて見ると綺麗ねー。

暖炉の匂い……それから、お食事の匂い……

それに……この匂いは……!

<ファムは、草むらを見つめた。そこには、小さな花が咲いている。>

こんなところにお花が?

……このお花は、昼間にはつぼみだったのに……

なんて、優しい香りなの……

ファムさん……

夜に咲くお花があるなんて……夜には、夜の香りがあるんですね……!

私たちも初めて知ったわ、そんなこと。

……夜の香り……

なにか――――もう少しで、なにかが、わかりそう……!


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思い出6 (友情覚醒)


……この光は……! これが、ルーンの光……?

あたたかい光……まるで、心の中まで照らしてくれるみたいです……

……そうだったんですね。夜があるから、咲ける花もある……

<ファムは、自分の部屋に走っていった。>


どうしたの?

……みなさん、この香りを試していただけませんか。

<ファムの手には、香水の瓶がある。>

ファムさん……

足りないものが、わかったんです。

……なにか見つけたのね、ファム。

…………この匂い……

……!!

……すがすがしくて、透き通った香り……

ちょっと甘酸っぱい匂い……? なんだか元気になる香りね!

アイリスさん、この香水……つけてみてくれませんか?

はい!


 ***


――香水は、時間がたつと、香りが変わるんです。

たしかに、最初は元気な感じだったのに、しばらしくしたら、さわやかな感じになったかも。

フレッシュな感じね。まるで草原にいるみたい。

……今は……どうでしょうか?

……!! 香りがかわって、優しい感じになってる!

木と土の匂いに……少しだけ甘い匂い。

ファムさん、私、この香り……すごく、好きです!

納得の出来みたいね!

……この島の一日を、表現してみたんです。

ファムさん……私、記憶がないんです。だから、私の帰るところはこの飛行島で……

アイリスさん……

この香りから、飛行島が私の居場所なんだって、あらためて思えたんです。

ありがとう、ファムさん。

お礼をいいたいのは、私です。

皆さんが夜のことを教えてくれなければ、たどり着けなかった……

ファムさん、これからもよろしくお願いします。

こちらこそ、よろしくお願いします!



優雅典麗の調香師

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思い出7


みなさん、実は折り入って相談があるんです。

なになに~?

以前、この島に来た方から<オツキミ>という風習のことを聞いたんです。

夜にお月様を見るイベントだっけ?

そう、それです!

で、ですね、あの……よろしければご一緒しませんか?

まだ夜が怖いのかしら~?

は、はい、ちょっとだけ……街の明かりがないところで見るものらしいので……

でも、興味はある?

はい!

いいですね、いきましょう、ファムさん。

ありがとうございます!

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思い出8 (神気解放)



<ファムたちは飛行島を離れ、人里離れた山の頂に向かう。

そして、夜がおとずれる――>


…………きれい……

見事なまんまつお月様ねぇ……

見てると心が洗われるみたい……

それに……すぅ……この夜の香りは……

前に、夜の飛行島を見たときもそんなこと言ってたわね。

はい……でも、なにか違うんです。

違うってなにが?

はっきりとした匂いは感じません。ですが、ここの香りはなぜかとても落ち着くんです。

まるで冷たい水のよう……こんな感覚は初めてです。

昼間と違って、夜は空気が澄んでいますから。

それに空も、雲ひとつないお月見日和だしね。

なるほど! 無垢で純粋な空気の匂い……私の故郷にはない香りです!

みなさん、今日は本当にありがとうございます!

新しい香料のヒントになった?

はい! ぜひご期待くださいね♪

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