ジュダ・思い出

 
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ストーリーまとめ

帝国の棺
ジュダ・バル・アーウェルサ CV:子安武人
帝国第十三軍団に所属する大佐。
皇帝に仇なす者を納棺する執行人。



思い出1


聖地ディルムンで起こった、世界各国を巻き込んだ戦乱――
それは一時の終息を見、主人公たちも本拠地である飛行島へと帰還していた。

――新たなる、仲間……と、ともに……


「アンタは、ジュダ……よね?
そんなとこでぼーっとしてどうしたの?」

「嘆きの声に耳を傾けていた。」
「!? 嘆きの……声、ですか……?」

「多くの英雄がいた。黒か白か、いずれにせよ、この島に関わりし、英雄が。」
ジュダの言う<英雄>とは、戦場にて散った者たちのことだ……

「…………」
「おーむかしのハナシだわ!」
「そうだ。この島をとりまく遺恨は、遥かなる――神話の世界の物語。
今を生きるお前たちに、関係はない。」

「ハイハイ! 難しい話は置いといてさ!おしゃべりしましょう!
ジュダってば、なんか、普通の人には聞こえない声とか聞けたりするわけなのかしら?」
「そうだ。」
「あら♪ 耳がいいのね♪」
「そうだ。俺は帝国の棺と呼ばれている。帝国軍、第十三軍団所属、大佐、ジュダ……
だがそれは真実ではない。俺の使命は、皇帝に仇なす者を、納棺すること……」
「……!」
「なればこそ……耳を澄まさねばならぬ。
死神の忍び寄る、微かな足音に、な……」

ジュダは、射抜くような眼光でこちらを真っ直ぐに見据えている……


思い出2


「…………」
ジュダの周りで風が哭いている……

「ジュダ? どうしたの?
そんなヘリのトコにいて、風が気持ちいいの?
(キャトラ……)

ジュダは振り向くと、圧のある瞳で見つめてくる。

世界が誕生したときから、風は吹き続けている。
海も、空も、大地も。世界は、在り続けている――

「ほほう……!ふむふむ!たしかにね!
普段意識してないけども、たしかにそうね!」
「海は、何万年も前から海ですもんね……」

「そして、人も――」
「ひとも……?」
「子には親がある。親にも親が。その親にも。
人でなくなる線を越えても、親は必ず存在する。
なれば人とて、たぐれば世界の発生へと、行きつく――」

「なんだかまた難しい話だけど……
お父さんお母さんをたどれば、ものすごい昔までいくってことよね?」
「そうだ。」
「ジュダも?」
「いや――俺は違う。俺に親と呼べる者はいない。
「で、でも……?必ず存在してなきゃ、ジュダもいないはずじゃない……?

「俺は造られたのだ。
世界の<我儘>――その因子から、な……」

ジュダはギラギラと光る眼差しでこちらから視線を外さない……


思い出3


「――お前たちか。」
ジュダがこちらを見つめている。

「…………俺の本性は――
世界の<我儀>の因子、神獣の因子、それを合成し、造られた、俺は――
――納棺する者。そして――
――大地を飲み込み、門の前に侍る孤狼……!」

ジュダは、野性を宿した瞳でこちらを射すくめる……

「大地を飲む……おおかみ……!」
ジュダはなおも、こちらに目線を定めている……

「…………」
「…………」

足音も立てず、ジュダが眼前まで迫ってくる!

「…………」
「な、なに……!?」

――と。ジュダは唐突にプイと真横を向いた。

「…………俺は、狼だ。」
「――?」
「!――わかったわ!」


「とう!」
「そうだ。」
「そうよね。」

「きゃ、キャトラ……?」
「ああ、説明するわね。おおかみが近くでプイっと横を向くのは――
――毛並を整えてくれ、っていうサインなのよ。」

「助かる。しばらくの間、手入れが滞っていたからな。」
「お安いご用よ♪」

「キャトラ……!」

「あとね、おおかみがじーっとこっちを見てるのも――
――遊びたい、っていうサインなのよね♪」
「そうだ。」
「じゃあこれ終わったら遊びましょーね♪」
「ああ。」

「キャトラ……!!!」


思い出4


「さ~て、今日もジュダの毛並をなでてあげましょうかね~♪」
「キャトラ、ずいぶんジュダさんと仲良しになったのね♪」
「そうね♪ アタシは猫だけど、おおかみの気持ちも――
――ジュダ!?」

「……う……く……!」
木陰で目をつぶっているジュダが、うめき声を上げている!

「……く……おお……!」


――欠片よ――

「貴様は……!
世界の<我儘>か……!」

――我が門を解き放て――
――欠片よ――

――均衡を――
――粉微塵に破壊するのだ――

「また、それか……!」

――この世界ごと、な――!

「!!」

 ***

「……!?」

「気がつきましたか、ジュダさん!
「どうしたのよ!?ウンウンうなされて、怖い夢でも見てたの!?」
「……声を、聞いていた。」
「声……?」
「俺に内在する、世界の<我儘>の因子……その声だ。」
「なんていってたの……?」
「門を解き放て、と。……この世界を、破壊するのだ、と……」
「え!? じゃあ、ジュダは……するの!?
だって、その<我儘>のいんしが、アンタにもあるのよね!?」

「世界、には、帝国も含まれる。なれば無論、皇帝も。
俺の使命と、矛盾する。」
「ジュダさん……」

「俺は棺。皇帝に害を及ぼす者、ことごとく始末する、棺。
俺は……皇帝を……!」

「ジュダ……」


思い出5


「己の生まれを呪ったことがないわけではない。

俺は、なぜ造られたのか……?
作り主の顔も知らぬ。捨て置かれたのか。なぜ俺は、ここにいる。
……わからぬまま、無為に時を過ごしていた。

人の時間に換算すれぱ、数万年にもなるだろうか。
俺には目的がなかった。
生きながら棺に入っていたも同然だった。


――ある時、あいつと出会った。

俺は何も考えていなかった。
考えるべきことなど、なかったのだから。

「……?」
「ゴメン! ぶつかっちゃった!?」

そのままなら興味を抱くことはなかっただろう。
だが、俺の足元に転がったのは――

「……骨……?」
「ヘヘヘ……当てるんじゃなくてね。目の前に転がすつもりだったんだ。
あげるよ、それは。」
「この……骨を……?」
「キミ、狼だろ?」
「……?」

「わかるんだボクには、そういうの。キミは――
――遊び相手を欲しがっている。」



「……侮辱するなよ……!下等生物があああああ!!!」


「な……!?んだ、これ、は……? 俺、なのか……?
それが初めての変身だった。
狼狽する俺を見ながら、楽しそうにそいつは言った。

「オニゴッコなら、ボク、得意でね……♪」
「貴様……!八つ裂きにしてやる!」
「ハハハハッ♪」


それからそいつは、毎日やってきた。

「ほらほら♪ボクを、つかまえてごらん♪」

すばしっこい奴だった。目が覚めてから眠るまで、毎日俺は、そいつを追いかけた。

……いつしか、俺は感じていた。
……楽しさを……

雨の日も……雪の日も……

――そして――


「とうとう捕まえたぞ……!
……はは……はははははは……!
はははははは!やった、やったぞ……!」

「――最初にあげた骨、覚えているかい?」
「……?」
「ボクの鎖骨さ。」
「!?」

「少し、戦ってね……尻尾巻いて、逃げてきた。」
「お前の、逃げ足の速さでか……?」

間の抜けた俺の質問には答えず、そいつは立ち上がると、真っ直ぐに見つめてきた。
純粋な瞳――では、なかった。嫉妬、憎悪、怒り……そういったものも、あった。
だが、その眼に……!たまらなく、魅かれた……!

「キミはこれから<ジュダ>と名乗れ。
そしてボクと、共に来い。
ボクはこれから―――帝国を作る――!」

「……!!」


――それからまた、歳月が流れた――

奴はまだ生きている。あらゆる技術を駆使し、延命している。
だから――

――俺と皇帝の絆も、永遠に続いてゆくのだ――!


 ***


――儂の門を開けるがいい――

「……世界の<我儘>……!」

――破壊するのだ――
――この世界の――――全てを――!


「……くっ……!……うぅ……!
……ぁぁああああ……!」

 ***

「ジュダさんが……!」
「このあいだよりも苦しんでる!どうにかしてあげなきゃ、主人公!」


思い出6 (友情覚醒)


――見るがいい、欠片よ――

「……?」

――この世界は発生より――
――均衡を求めた――

――くだらぬ約束よ――


――儂は<我儘>となろう――
――全てを――無に還すのだ――!

――さあ――
――門を開け――!

「……貴様の思い通りに……事が運ぶと思うな……!」

――反抗するか――
――儂の、欠片よ――

「黙れ! 俺は俺だ!
貴様に命令されるいわれはない!

貴様が門の開放を望むならば――

――俺は貴様に対する<我儘>として!門を封じてやる!
未来永劫、決して開かぬようにな!」

――ハハハハハ……!

――それが<我儘>――
――さすがは儂の欠片よ――

「俺の中から消え失せろ!くだらぬ因子など知ったことか!
俺は奴の……皇帝の味方だ!帝国の棺だ!」

 ***

「――はっ!?」
「よかった……!気がついたんですね……!」

「俺は……?」
「寝てたわ。めちゃくちゃ苦しみながらね……」
「……ジュダさんが、何かに飲み込まれてしまいそうで……
主人公の、ルーンの光の力で手助けしたんです……」
「……そうか……」

「……ふ……ふふふふ……!
礼を言う。俺は、知らぬうちに束縛されていたようだ。
だが、もう心配はいらぬ。」
「ジュダ……?」

「俺は、世界の<我儘>の欠片……なればこそ……
何者の言いなりにもならぬ……!フハハハハハハ……!」

「ちょ、ちょっとジュダ……?」
「……ううん。いいんだよ、キャトラ。きっと、ね……」


(俺は勝手にやらせてもらう。これからも、永遠にな……!)
付き合ってもらうぞ……!我が、友よ……!)




世界の<我儘>を封印せし門

その他

・メインイベント
 ソウルオブナイツ Story
・サブイベント
・他


・相関図


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