キュウマ・バックストーリー

 
最終更新日時:
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キュウマ CV:
2017/00/00


和ノ国に、とある異能の者たちがいた。
人に害成す『鬼』を斬り、青い風と共に消えてゆく。
その者達は、その使い魔ゆえにこう呼ばれていた。
『鎌鼬』と。

夏も盛りを超えた、月の明るい夜のことであった。
人里に鬼が出たという報せを受け、キュウマは大鎌を担いで風に乗った。
「嫌な予感がするぜ、相棒」
「お前はいつもそう言うじゃないか、フウチ」
フウチと呼ばれた肩に乗る使い魔は、鼻をすんすんと鳴らし風のにおいを嗅ぐ。
「今日は冥府だって休みのはずだろ。うちの里だって祭りの最中だってのに……」
「こういう時のための廻番だ。今日はたまたま運が悪かったのさ」
祭りの喧騒に後ろ髪を惹かれながら、キュウマは風を折って飛ぶ。

――たまたま運が悪かったのさ。
彼は、その言葉だけでは片付けられないことを、数刻後に知ることとなる。
報せを受けた人里には、果たして誰もいなかったのだ。
「相棒、こいつあ……こいつぁどういう事なんだ!?」
「……わからん。この報せを届けたのは誰だ?」
キュウマは考える。考えてはならないと思いながら。
人里に鬼が出た、とキュウマに伝えたのは誰だったか。
祭りの日、唯一大鎌を持つことを許される、廻番のキュウマを追い出したのは。
「誰だった?」
キュウマの体に、青い火が浮かぶ。抑え切れない怒りが、形を成す。
「たしか、赤火の――」

フウチがその名を口に出そうとした時だった。
山向こうに、キュウマの里の方向に、赤い、赤い火が見える。
「キュウマ! 里が、里が……!」
「わかってる」
慌てるフウチをたしなめて、キュウマはゆっくりと歩き出す。
その方向――朽ちた家屋の折れた柱に、真新しい手紙が打ち付けられていたのだ。
震える指で、キュウマはそれを千切り取る。

『通う血と 同じ鬼火のあかよろし
 赤い蝶舞う 青きふるさと』

手にした手紙は、キュウマの炎で灰も残らず消えていく。
彼はこの時決めたのだ。
赤火の裏切り者を切ると。
どこまでも、追いかけてやると。

「相棒、今日はどこに行くよ。もう和ノ国は探し尽くしちまったぜ」
「……わからん。だが、どこか遠い世界にいるやもしれん」
キュウマは大鎌をかつぎ風に乗る。
風の吹くまま気の向くまま、赤火の仇を追い求め……
はてさて、キュウマの旅は、いずこへ続く。





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