超絶怒涛の感謝大魔道杯 Story
「にゃはは。今回のトーナメントも楽しかったにゃ。」
大会を終えて、心地よさそうに笑うウィズに向けて、君はそうだねと答えた。
「でも、楽しむだけじゃダメにゃ。
それに結果が伴わないと、立派な魔道士とは言えないにゃ。」
君は首肯する。
やるからには1番上を目指したいし、目指さなければいけない。
高い志と力量。それが魔道士に必要なことだ。
「そうにゃ。 1番にならなきゃだめにゃ。」
うん。1番にならないとだめだね。と君は返す。
1番になりたい、ならなければいけない、そんな気持ちが、君とウィズの間で湧き上がる。
すごく湧き上がった。
リアルに湧き上がった!
よくわからない精霊の力がひとりで力―ドから飛び出して、
気がつけば君の傍らで煌々と光っていた。
「……キミ、一体何の精霊と契約したにゃ?」
さあ? と君は答える。
身に覚えがない精霊だったからである。
しかし……なぜか色々なものの頂点に立てたような気がした。
気がしただけかもしれない。
なぜなら特に力を発揮しないまま、その精霊はカードに戻ったからである。
「ま、まあ、いいにゃ。結果発表を見に行くにゃ。」
君は頷き、ウィズと共にトーナメントの結果を見に行った。
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