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竜王女争奪オープン ~運命の決勝編~ Story【白猫テニス】

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最終更新者:にゃん

ストーリーまとめ


2017/00/00


目次


Story1

Story2

Story3

Story4

Story5

最終話


主な登場人物




story1



AとBのブロックにわかれて開始した、<竜の国>テニス大会――

Bブロックのアイリスを破り決勝に駒を進めたのは……


T♪

テトラ!? どうしてここに!?

T<竜の国>でテニス大会って聞いて、面白そうだから参加したんだ!

 みんなも来てるなんて驚いたよ!

Bブロックの決勝戦が、私とテトラさんとの試合だったの。

それじゃ、アイリスに勝ったBブロックの優勝者って……

Tそう、あたしだよ!

 事情はアイリスから聞いてるよ。 もちろん、協力するからね!

 ……それで、あたしの対戦相手は、誰になるの?

Aブロックの決勝戦は、これからなの。

あれ? メアとハルカの試合じゃないの? どっちが勝っても問題ナシの。

それが実は……


 ***


Gまたひとり、たのもしい援軍が現れましたな!

 これで、Aブロック決勝戦をメア君が制すれば――

X…………

G姫様、いかがなされましたか?

Xみなさんが、戦っているのに私は見ているだけだなんて……

G……お気持ちは重々お察しいたします。

Xそれにハルカさんの事だって! 失格だなんて、間違っているわ!

G……姫様、それに関して、気になることが……

 現在の試合に出場している、あちらの選手――

 彼を優勝させるための動きがあるような……


「…………」


 ***


メアさんの対戦相手が決まったようですね。

メア! 私の分まで……頼んだわよ!

うん! ……行って来る!

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story2



――Aブロック決勝戦、メア対イオリ。


あれ? 審判が代わったの?

先ほどのアクシデントにより、交代しました。

そう……わかったわ。いい試合にしましょう。

Iああ、よろしく頼む。


メアのサービスエースで試合が幕を開ける。

さすがね、メア! このまま勝っちゃえー!

Iふむ……相手は、かなりの手練れのようだな。

 それでこそ、我が一閃が活きるというもの……参る!

これで決めるッ!

I……見切った!


そんな……どうして……

い、今、何があったの……?

全然見えなかった……

I我が一閃は、相手の力を利用して、放つ技――

 さあ、打ってくるがいい。全て、打ち返してみせよう。

マズいことになったわね……!

ええ。 メアさんの強さがかえってアダになっちゃうわ。

それだけじゃないのよ! メア、前の試合で足をケガしてるの!

メア、もう後がないわよ!

メアさんならきっと……きっと勝てるわ!

(……試合が長引けば私が不利だわ……)

 私が勝つには……相手のミスを誘うしか……!)


……オンザライン! この試合、イオリ選手の勝利です。

そんな……! メアさんが……!


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story3



ごめんなさい……もっと……やれたはずなのに。

謝らないで! 誰もメアを責めたりしないわ。

最後も惜しかったわねぇ。てっきりアウトだと思ったわ。

私にもそう見えたわ。メアさんは……?

わからない……いずれにせよアウトになると思って、取りにいかなかったことが原因だわ。

それではこれより、大会決勝戦を行います。

 Bブロック勝者、テトラ選手。コートへお願いします。

Tよーし、行ってくるよ!

テトラ……! 後はまかせたわよ!


――大会決勝戦。テトラ対イオリ。


Tあたしが相手だ!

Iどんな試合とて、己の道を進むのみ……!


Tその手にはのるもんか!


うまいわ! これなら――

……アウト!

Tあ、あれ? はいったと思ったんだけど……

……アウト!

そんな……! 今のは明らかに……

もしかしてアイツ、審判とグルなんじゃないの!?

I……待ってくれ、今の球、間違いなく線に乗っていた。向こうのポイントにしてくれ。

し、しかし……

I私の位置からは、しかと見えたのだ。 判定を正していただきたい。

T……ありがとう、助かったよ!

I助けたわけではない。公平に戦いたいだけだ。

完全にグルってわけでもなさそうだけど。

さすがにバレバレだったからじゃない? きっとまた同じことが――

……オンザライン!

Tラインは越えてたよ!

判定は絶対です。抗議するようであれば、運営妨害として――


「待ってください!」


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story4



X……これ以上は、見るにたえません。 このような判定は国の信頼に関わります。

し、しかし、姫様……

Xテトラさん、試合に水をさすような判定、ごめんなさい。それに、ハルカさん――

 失格の件も、おそらくはお父様の指示があっての……

私はいいのよ! するべき事をしただけ!

Tあたしも気にしてないよ! エクセリアのせいじゃないし!

Xみなさん、ありがとう……! でもこれ以上、試合を続けるわけには……

I……どういう事だ? 何ゆえに私を勝たせる必要が?

Xお父様は、あなたを勝たせて私とひきあわせるつもりだったのでしょう……

で、アタシたちはエクセリアの結婚を阻止するために、出場してたってワケ。

…………

Iなるほど。 すべては仕組まれた大会というわけか。

 ……では、どうなる。 私が棄権しても構わないが、それでは敗れていった者に失礼だ。

 加えて、大会が中止となればそれこそ、国の威信にも関わるのでは?

X……それは……その通りです。

Tエクセリア、あたしの代わりに試合に出なよ!

X私が……試合に……?

I王女自らが、大会の正当さを喧伝するという事だな。

Tそういうこと! どっちが勝っても、恨みっこナシだ!

I王女の出場に、異論がある者はいるか……!?


この流れじゃ、さすがに王様も断れないわよね。

Gああ。 大会に不正があったとなるよりは、望ましいはず。

だったら、ゲオルグ! アンタが審判したらいいじゃない!

 竜騎士団団長として、ビシッとやっちゃいなさいよ!

Gうむ! その役目、このゲオルグが請け負った!

 騎士の誇りにかけて公正な判定を誓おう。

エクセリア……! 応援してるわよ!

X私……<竜の国>を代表してがんばります!


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story5



Xだめよ、ラピュセル! この試合は、お姉ちゃんが頑張らないと……!

 大丈夫だから、ね。みなさんと一緒に見てて……!

アタシたちができるのは最後まで応援することよ!

……! キャトラ、見て! 客席に!


 マール  がんばってー!

 ヨシュア ♪

 ミレイユ ♪


ヨシュア、ミレイユも! みんな応援に来てくれたのね。

ますます負けられないわね! いけいけー!

次のポイントで、勝負が決まるわ!

エクセリアさん……!


X!

Gフォルト!

……ふう。 さすがに、力がはいっちゃったかな。

ゲオルグも、むつかしいトコをよく見てたわね!


今のは……!?

はいったの? どっち!?


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最終話



G…………

I……線上に落ちていた。私の負けだ。

ということは……!

エクセリア! やったわね!

X私……私、勝ったのね……!


イオリさんも、誠実でいい方だったわね。

そうよね。 正直、ああいうタイプだったら、結婚しても悪くないんじゃない?


「おとうさまー!」

Iおお……まさか、ここで会えるとは……!

 随分と久しいな……元気にしていたか?


えーっと……あの……そちらは?

I私が修行の旅に出て以来、離れていた家族だ。

ということは、そもそも結婚されて……

ええっと……ってコトは出場の目的は……?

Iテニスの腕を磨くうち、この大会に招待されたが――

 結婚という一大事をテニスに委ねるとは何事であるかと思った。

 同じ親として、この取組に物申す気概で出場したが……

 どうやら杞憂に終わったようだ。

つまり、イオリさんも結婚が目的ではなく……?

I子の未来を案ずる気持ちはわからなくもないがな。

アタシたち、全員同じ理由で出場してたってワケね!

X本当に、お父様ったら!

 ゲオルグ、お父様はどこ!?

G国王陛下は先ほどより体調が優れぬとして会場を後にされた様子です……

ま、企みがバレちゃった以上出てはこられないわよねぇ。

Xお父様の発案で、みなさんにご迷惑をかけてしまって……お恥ずかしい限りです。

 なにか、私にできることがあればいいのですが……

誰も迷惑だなんて、思ってないわ。

Xでも……せめて何かお礼を……

Tそうだ、いいことを思いついたよ!

 大会の打ち上げやろうよ! 出場選手、みんなでさ!

Xいいですね! 参加いただいたみなさんを、おもてなしいたします♪

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その他



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